FIFAワールドカップ2026のオランダ戦で左膝を痛めた久保建英が、グループステージ最終節のスウェーデン戦に間に合うのか気になっている人は多いでしょう。
日本代表から離脱していないことや、所属するレアル・ソシエダの幹部が深刻な負傷ではないとの見方を示したことは明るい材料ですが、チュニジア戦への遠征には帯同せず、治療とリハビリに専念していた経緯を考えると、すぐに試合へ戻れる状態だと決めつけることはできません。
特に注意したいのは、負傷名や全治期間が日本サッカー協会から詳しく公表されておらず、軽度の膝捻挫という情報も所属クラブ幹部の説明を現地メディアが報じたものであるため、スウェーデン戦への出場を保証する正式発表ではない点です。
2026年6月21日時点で確認できる発表や報道を整理し、久保建英の左膝がどのような状況にあると考えられるのか、スウェーデン戦で復帰する可能性、出場できた場合に日本代表がどのポジションで起用すべきか、欠場した場合の戦い方まで具体的に掘り下げます。
久保建英はスウェーデン戦に出場できる?

現時点の結論として、久保建英がスウェーデン戦に出場する可能性は完全には消えていませんが、先発出場はもちろん、ベンチ入りについても慎重に見なければならない状況です。
日本代表は久保を大会登録メンバーから外しておらず、早期復帰を目指して治療を続けているものの、所属クラブ幹部から今後数試合は出場しないとの趣旨の説明が伝えられているため、グループステージ最終節での復帰は現実的には難しいと考えられます。
ただし、症状の改善が予想以上に早く、試合前の全体練習や接触を伴うメニューを問題なく消化できた場合には、短時間限定の交代出場という選択肢が検討される余地はあります。
現時点では欠場濃厚
久保建英のスウェーデン戦出場について最も妥当な見方は、正式な欠場発表は出ていないものの、実際には欠場する可能性が高いというものです。
久保はオランダ戦後にMRI検査を受け、日本代表から離脱しないことが決まりましたが、その後のチュニジア戦には帯同せず、チームが試合会場のモンテレイへ移動した後もナッシュビルに残って治療とリハビリを続けました。
スウェーデン戦は日本時間2026年6月26日午前8時に予定されており、負傷したオランダ戦から試合までは約11日しかないため、痛みや腫れが治まるだけでなく、ダッシュ、急停止、方向転換、ボールを使った実戦動作まで段階的に確認する時間は限られています。
所属するレアル・ソシエダのスポーティングディレクターが、負傷は深刻ではないとしながらも今後数試合には出場しないとの見通しを示したと報じられていることも、スウェーデン戦欠場の可能性が高いと判断する大きな材料です。
大会中の復帰を目指せる状態とスウェーデン戦に間に合う状態は同じではないため、チームに残っているという事実だけで最終節に出場できると考えないことが重要です。
公式発表で分かる範囲
日本代表側から確認できる重要な情報は、久保が左膝を負傷したこと、MRI検査を受けたこと、チームから離脱しないこと、早期復帰に向けて治療とリハビリを行っていることです。
一方で、損傷した具体的な部位、負傷の程度、全治までの期間、スウェーデン戦への出場可能性は公表されていないため、外部から復帰日を断定できる材料はそろっていません。
| 確認項目 | 公表・報道されている内容 |
|---|---|
| 負傷部位 | 左膝 |
| 検査 | MRI検査を実施 |
| 代表離脱 | 離脱しない方針 |
| チュニジア戦 | 欠場 |
| スウェーデン戦 | 正式決定なし |
| 全治期間 | 非公表 |
MRI検査後の日本代表側の説明では、早期復帰を目指す一方で症状名や全治期間は明らかにされておらず、出場可否は回復経過を見ながら判断されると受け止めるのが自然です。
負傷情報が限定されるのは対戦相手に状態を知られないためでもあり、情報が少ないこと自体を重傷または軽傷の根拠にすることはできません。
左膝を負傷した場面
久保はグループステージ初戦のオランダ戦に右シャドーで先発し、攻撃の中心としてプレーしていましたが、後半にドリブルを仕掛けた際、相手選手との接触によって左膝を痛めました。
接触後には一度立ち上がって状態を確かめ、芝を踏み込む動作や軽いダッシュも試しましたが、最終的には自らベンチに交代を求めており、試合を続けることが難しい程度の違和感または痛みがあったと考えられます。
自力で立ち上がれたことや歩行できたことは安心材料に見えますが、膝の靱帯や周辺組織の負傷では、直後に歩けても翌日以降に腫れや痛みが強くなる場合があるため、その場面だけで重症度を判断することはできません。
試合後に車椅子を使用していたとの報道もありましたが、これは移動による負担を減らし、負傷部位を保護するための措置である可能性もあるため、車椅子を使った事実だけで長期離脱と結び付けるのも適切ではありません。
重要なのは負傷直後の見た目ではなく、MRI検査の結果、数日間の腫れや痛みの変化、実際に走ったときの反応を含めてメディカルスタッフが判断する点です。
MRI検査だけでは復帰日を決められない
MRI検査は靱帯、半月板、軟骨、骨、筋肉など膝周辺の状態を確認するために有効ですが、画像上で深刻な損傷が見つからなかったとしても、すぐに試合へ出場できるとは限りません。
サッカー選手が復帰するには、日常生活で歩けることに加え、全力に近いスプリント、急激な減速、相手をかわす方向転換、片脚で踏ん張るキック動作、接触を受けた際の安定性まで確認する必要があります。
久保は細かなタッチと急な重心移動を繰り返して相手を外す選手であり、左膝に不安が残ったままでは、本来のドリブルや守備時の切り返しを十分に発揮できない可能性があります。
さらに、試合中は疲労によって筋肉の支えが弱まり、前半には問題がなくても後半に膝の安定性が落ちることがあるため、短いトレーニングで動けたという情報だけでは先発可能と判断できません。
画像検査で大きな損傷がないことは大会中復帰への第一歩にすぎず、最終的には本人の感覚、患部の反応、左右の筋力差、実戦強度の練習を終えた翌日の状態まで確認する必要があります。
軽度の膝捻挫という情報
久保の所属クラブであるレアル・ソシエダの幹部は、現地メディアの取材に対し、久保の負傷について軽度の膝捻挫で深刻なものではないとの見方を示したと報じられています。
所属クラブ幹部の説明を伝えた報道では、大会中に復帰できる可能性がある一方、今後数試合は出場しないとの趣旨も伝えられており、明るい情報と慎重な見通しを分けて読む必要があります。
軽度という言葉は長期離脱を避けられる可能性を示しますが、ワールドカップの試合間隔は短く、通常なら一週間から数週間かけて復帰する負傷でも、次戦まで数日しかなければ欠場せざるを得ません。
また、膝捻挫という表現だけでは、どの組織にどの程度の負担がかかったのかは分からず、選手のポジション、プレースタイル、過去の負傷歴によって復帰までに必要な時間は変わります。
したがって、軽度と報じられたことは決勝トーナメント以降の復帰を期待できる材料ではあるものの、スウェーデン戦に出場できる根拠としては十分ではありません。
スウェーデン戦が難しい理由
久保がスウェーデン戦に間に合いにくい理由は、試合までの日数が短いことに加え、チュニジア戦の開催地へ移動せず、全体練習から離れてリハビリを優先した点にあります。
個別調整の段階から試合出場へ進むには複数の確認を通過する必要があり、短時間のジョギングができる状態と、ワールドカップの強度で相手と競り合える状態の間には大きな差があります。
- 歩行時の痛みがない
- 腫れが増えていない
- 可動域が戻っている
- 直線のダッシュができる
- 急停止に耐えられる
- 左右への切り返しができる
- ボール練習を消化できる
- 接触プレーに対応できる
- 翌日に症状が悪化しない
これらの確認を急いで進めると、一時的にプレーできても再び痛める危険が高まり、その後の決勝トーナメントや所属クラブでのシーズンに影響するおそれがあります。
日本はチュニジア戦に4対0で勝利し、スウェーデン戦では引き分け以上で決勝トーナメント進出を決められる状況にあるため、久保を無理に復帰させなければならない切迫度も初戦直後より低くなっています。
出場可否を判断する材料
スウェーデン戦への出場可能性を見極めるうえで最も分かりやすい材料は、試合前日の記者会見よりも、久保がいつ全体練習へ復帰し、どの程度のメニューを消化できたかという実際の動きです。
別メニューでランニングだけを行っている場合は出場への準備段階と考えられますが、ボールを使った対人練習やミニゲームまで通常どおり参加できれば、ベンチ入りの可能性は高まります。
ただし、全体練習へ一度参加しただけで出場が決まるわけではなく、練習終了後や翌朝に膝の腫れと痛みが増えていないかを確認してから最終判断が下されるのが一般的です。
試合登録メンバーに入った場合でも、先発できる状態、途中から短時間出場できる状態、緊急時だけ起用できる状態には違いがあるため、ベンチ入りを完全復活と受け止めないほうがよいでしょう。
森保一監督が会見で出場可能と話した場合でも、相手への情報戦や当日の状態変化があるため、最終的な答えはスターティングメンバーとベンチメンバーが発表されるまで確定しません。
左膝の状態を時系列で読み解く

久保の負傷について過度に楽観したり悲観したりしないためには、負傷直後の映像だけを見るのではなく、検査、練習参加、遠征への帯同、所属クラブ側の説明を時系列で並べることが大切です。
時間の経過に沿って確認すると、日本代表が久保を大会から離脱させるほどの重傷とは判断していない一方、少なくともチュニジア戦に出られるほど早い回復ではなかったことが分かります。
スウェーデン戦についても、負傷が軽いか重いかという二択ではなく、決勝トーナメントを含めた大会全体のどこで安全に復帰できるかという視点で考える必要があります。
オランダ戦直後
久保はオランダ戦の71分ごろ、ドリブルで相手を抜こうとした場面で接触を受け、左膝周辺を気にしながらピッチに倒れました。
その後に立ち上がってプレー続行を試みたものの、自ら交代を求めて75分にピッチを退いており、本人が通常どおりのプレーを続けられないと判断する程度の症状はあったと考えられます。
試合終了後には取材対応を行わず、メディカルスタッフの確認を受けたうえで、翌日にテネシー州内の病院でMRI検査を受けました。
試合直後に車椅子で移動する姿が伝えられたことで重傷を心配する声が広がりましたが、その後にチーム離脱をしない方針が示されたため、少なくとも大会復帰を最初から断念する状態ではなかったとみられます。
一方で、膝を保護しなければならない状態だったことに変わりはなく、負傷当日の自力歩行や表情だけを根拠に数日で復帰できると予想するのは早計です。
検査後の対応
MRI検査後、日本代表は久保がチームを離脱せず、早期復帰に向けた治療とリハビリを続けると説明しました。
しかし、久保はチュニジア戦へ向かうチームに同行せず、拠点に残って個別の調整を行ったため、試合出場よりも患部の回復を優先する段階だったことが分かります。
| 時期 | 主な動き | 読み取れること |
|---|---|---|
| 6月14日 | オランダ戦で負傷 | プレー続行を断念 |
| 6月15日 | MRI検査 | 左膝を詳しく確認 |
| 6月17日 | 左膝負傷を公表 | 離脱はしない方針 |
| 6月18日 | 個別リハビリ | 全体練習には不参加 |
| 6月19日 | 第2戦欠場が決定 | 拠点で治療を継続 |
| 6月26日 | スウェーデン戦 | 出場可否は未確定 |
チュニジア戦欠場を伝えた発表では、久保が遠征に帯同せず治療を続けることが示されており、最終節より先の大会中復帰を視野に入れた判断だった可能性があります。
チームに残ることは回復への希望を意味しますが、負傷から約11日後のスウェーデン戦に合わせると明言されたわけではない点を区別しておきましょう。
復帰までに必要な段階
膝を負傷した選手の復帰は、痛みが減った時点ですぐ試合に出るのではなく、負荷を少しずつ上げ、各段階で症状が再発しないことを確かめながら進められます。
久保の場合はドリブル時の細かな方向転換や相手からの接触が多いため、直線的に走れるだけではなく、膝をひねる動作に近いプレーまで確認する必要があります。
- 患部の保護と治療
- 可動域の回復
- 筋力の再確認
- 軽いランニング
- スプリント
- 方向転換
- ボールトレーニング
- 対人練習
- 全体練習
- 試合復帰
途中の段階で腫れや痛みが増えれば負荷を下げることになるため、試合日から逆算した予定どおりに進むとは限りません。
スウェーデン戦前に全体練習へ戻れなければ欠場が濃厚であり、全体練習に戻れたとしても、最初の実戦は10分から20分ほどに制限する判断が現実的です。
スウェーデン戦で復帰する場合の起用法

久保が予想以上に早く回復し、メディカルスタッフから出場許可が出た場合でも、いきなり先発で長時間プレーさせるより、試合展開を見ながら後半に投入する起用法が適しています。
日本は引き分け以上で決勝トーナメント進出を決められるため、前半からリスクを取って久保を起用する必要性は高くなく、まずは守備強度と試合の安定を優先できます。
久保の技術を最も生かしながら左膝への負担を管理するには、右シャドーを基本にしつつ、中央寄りでボールを受けさせ、長い距離の上下動を減らす方法が有力です。
後半の右シャドー
復帰直後の久保に最も適した役割は、3バックを採用する場合の右シャドーとして後半途中から投入し、相手の守備が疲れた時間帯に攻撃の質を上げる役割です。
右シャドーなら得意の左足で中央へ入り、縦パス、スルーパス、ミドルシュートを狙える一方、右ウイングバックに幅と上下動を任せることで、久保自身がタッチライン際を何度も往復する負担を減らせます。
| 起用案 | 期待できる効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 右シャドー | 左足で中央へ入れる | 守備の切り返し |
| トップ下 | 攻撃を中央で整理 | 相手ボランチとの接触 |
| 右ウイング | 1対1を作りやすい | 上下動が増える |
| 偽9番 | 相手CBを引き出す | 背後への推進力不足 |
投入時間は試合展開と患部の状態によりますが、最初の復帰戦なら15分から25分ほどに抑え、延長戦のないグループステージで実戦感覚を戻す使い方が安全性と効果を両立しやすいでしょう。
特に日本が同点で終盤を迎えた場合は、無理にドリブル突破を繰り返させるのではなく、ボールを保持して相手の勢いを弱め、ファウルを受けて時間を進める役割も期待できます。
先発を避けたい理由
久保が試合前練習に参加できたとしても、スウェーデン戦で先発させる場合は、ウォーミングアップを含めて長時間にわたり膝へ負荷がかかるため、途中出場より再発リスクを管理しにくくなります。
スウェーデンは日本を上回って2位へ浮上するために勝利が必要であり、試合開始から強いプレッシャーと身体的な接触を仕掛けてくる可能性があるため、復帰直後の選手には厳しい展開が予想されます。
- 序盤は接触が激しくなりやすい
- 出場時間を事前に固定しにくい
- 交代枠を早い時間に使う可能性がある
- 痛みを抱えてプレーを続ける危険がある
- 決勝トーナメントへの回復を遅らせる
先発させて前半だけで交代する方法も考えられますが、試合の流れに関係なく交代枠を一つ使うことになり、想定外の負傷者が出た場合の対応力が下がります。
久保がプレー可能でも、試合を決める必要が生じたときだけ投入できる状態でベンチに置き、使わずに終える選択肢まで残しておくほうが、大会全体を考えた合理的な運用です。
中央で攻撃を作る案
スウェーデンが前線から積極的に圧力をかけてきた場合、久保をタッチライン際に固定するより、相手の中盤と最終ラインの間で自由に動かし、プレスを外す出口として使う方法が有効です。
久保は狭い場所でも相手の逆を取り、少ないタッチで前を向けるため、ボランチから縦パスを受けた後にワンタッチで前線へつなげば、スウェーデンの大型選手が守備へ戻る前に攻撃を完結できます。
中央に置く場合は久保一人にボールを集めすぎず、上田綺世などのセンターフォワードが相手センターバックを押し下げ、反対側のシャドーが背後へ走ることで、久保が前を向く空間を作ることが重要です。
守備では久保に相手選手を追って長距離を走らせるのではなく、中央のパスコースを限定する役割を与え、ウイングバックとボランチが外側への展開を管理すれば膝への負担を抑えられます。
久保の復帰直後は個人突破の回数よりも、ファーストタッチとパスで攻撃の速度を変える能力を優先して使うことが、本人の安全と日本の得点機会の両方につながります。
久保建英が不在でも日本が取れる戦い方

久保がスウェーデン戦を欠場しても、日本はチュニジア戦で複数の選手が得点に関与し、特定の一人に頼らず攻撃できることを示しています。
スウェーデンには強力なセンターフォワードがそろっているため、久保の代役を誰にするかだけでなく、前線からの守備、ロングボールへの対応、セカンドボールの回収をチーム全体で設計する必要があります。
久保不在時には同じプレーを別の選手に求めるのではなく、出場する選手の走力、突破力、得点力を組み合わせ、役割を分担するほうが日本の選手層を生かせます。
前線の役割分担
久保がいない場合の右シャドーには、ボール保持に優れた選手だけでなく、守備への切り替えが速く、スウェーデンのビルドアップを前方から制限できる選手を配置する選択肢があります。
右側の選手が内側へ入るならウイングバックが幅を取り、右側の選手が縦への突破を狙うならセンターフォワードや反対側のシャドーが中央へ入るというように、同じ場所へ選手が重ならない整理が必要です。
| 役割 | 求められる働き |
|---|---|
| センターフォワード | 最終ラインを押し下げる |
| 右シャドー | プレスと前進を担う |
| 左シャドー | ゴール前へ入る |
| ウイングバック | 幅とクロスを提供 |
| ボランチ | セカンドボールを回収 |
久保の代役に創造性の高い選手を一人置くだけではなく、前線の三人とウイングバックが連動し、ボールを持つ選手の周囲に複数のパスコースを作ることが重要です。
チュニジア戦で結果を出した組み合わせを大きく崩さず、久保を決勝トーナメント以降の上積みとして待つ判断も十分に合理的です。
スウェーデンの2トップ対策
日本サッカー協会の対戦国情報でも紹介されているように、スウェーデンはヴィクトル・ギェケレシュやアレクサンデル・イサクなど、フィジカル、スピード、決定力を備えたストライカーを擁しています。
相手の前線へ簡単にロングボールを入れさせると、最初の競り合いに勝ってもこぼれ球を拾われ、連続攻撃を受けるため、日本の守備はセンターバックだけに対応を任せてはいけません。
- ボール保持者へ早く寄せる
- ロングパスの精度を下げる
- 競り合う選手を明確にする
- 背後をカバーする選手を置く
- セカンドボールへ先に入る
- 不用意な中央突破を避ける
- セットプレーを与えすぎない
3バックの中央が競り合い、両脇のセンターバックが背後とこぼれ球を管理し、ボランチが前向きに回収できれば、スウェーデンの2トップを孤立させやすくなります。
久保が不在の場合は前線からの守備強度を高めやすいため、攻撃力の低下だけを見るのではなく、相手のパスコースを限定できる利点も生かすべきです。
試合展開に応じた交代策
日本がリードしている場合は、前線に走力のある選手を残してカウンターの脅威を維持しながら、中盤に守備範囲の広い選手を加え、スウェーデンのロングボールとセカンドボールを管理する形が有効です。
同点で終盤を迎えた場合は、日本は引き分けでも決勝トーナメント進出を決められるため、自陣に下がりすぎず、ボールを保持して相手の攻撃時間を減らすことが重要になります。
反対に日本が先に失点した場合は、ウイングバックを高い位置へ上げ、シャドーを中央へ集めて相手センターバックの周辺に人数をかけ、クロスだけに頼らずペナルティーエリア手前からの崩しを増やす必要があります。
久保がベンチ入りしていれば、この追う展開で短時間投入する価値は高まりますが、膝の状態が十分でなければ、一試合を追いつくために大会の残りすべてを失う危険を冒すべきではありません。
日本は第2節終了時点で勝ち点4を獲得しており、スウェーデン戦だけを切り取るのではなく、決勝トーナメントで最大何試合を戦う可能性があるかまで考えて交代枠を使うことが求められます。
復帰を急がず決勝トーナメントを見据えたい
久保建英はスウェーデン戦に出場できる可能性を完全には否定されていませんが、左膝を負傷してMRI検査を受け、チュニジア戦への遠征にも帯同しなかった経過や、所属クラブ幹部から今後数試合は出場しないとの見通しが伝えられたことを踏まえると、2026年6月21日時点では欠場濃厚と考えるのが現実的です。
軽度の膝捻挫で深刻ではないとの情報は大会中復帰への希望になりますが、負傷が軽いことと約11日後の試合に間に合うことは別であり、全体練習、対人プレー、方向転換、翌日の患部の反応まで問題がないことを確認しなければなりません。
仮に出場許可が出ても、先発で長時間プレーさせるより、右シャドーまたは中央寄りの攻撃的ポジションで後半から15分から25分ほど起用し、ドリブルの回数よりもパスとボール保持で攻撃を整える役割を任せる方法が適しています。
日本はスウェーデン戦で引き分け以上なら自力で決勝トーナメントへ進めるため、久保を無理に最終節へ合わせる必要はなく、欠場させて回復期間を確保し、決勝トーナメント以降に本来の切れ味を取り戻した状態で起用することが、日本代表と久保本人の双方にとって最も価値の高い判断になるでしょう。



