香川県丸亀市にある「Pikaraスタジアム(ピカラスタジアム)」は、Jリーグ・カマタマーレ讃岐のホームスタジアムとして知られています。初めて観戦に行く方や、久しぶりに足を運ぶ方にとって、どの座席を選ぶかは非常に重要なポイントです。「ピッチ全体が見やすい席はどこ?」「雨に濡れないエリアはあるの?」「熱気を感じて応援したいなら?」など、気になる疑問は尽きないことでしょう。座席選びを間違えてしまうと、せっかくの試合観戦が日差しや雨で辛いものになってしまうこともあります。
この記事では、ピカラスタジアムの座席ごとの特徴や見やすさ、さらには屋根の有無や周辺のグルメ情報まで、現地で役立つ情報を徹底的に解説します。これを読めば、あなたの観戦スタイルにぴったりの「特等席」がきっと見つかるはずです。準備万端でスタジアムへ向かい、最高の週末を過ごしましょう。
ピカラスタジアムの座席タイプと特徴を完全網羅

ピカラスタジアム(香川県立丸亀競技場)には、観戦スタイルや予算に合わせていくつかの座席タイプが用意されています。ここでは、カマタマーレ讃岐の試合開催時を想定し、主要なエリアごとの特徴を詳しく紹介していきます。自分は「じっくり派」なのか「応援参加派」なのかをイメージしながら読んでみてください。
プリメーラ指定席(メインスタンド中央)
スタジアムの中で最もグレードが高く、快適に観戦できるのが「プリメーラ指定席」です。メインスタンドの中央エリアに位置しており、ピッチ全体を俯瞰(ふかん)しながら、選手たちの動きや戦術的な駆け引きをしっかりと見ることができます。
この席の最大の特徴は、個席(背もたれ付きの椅子)が確保されていることです。隣の人との間隔にも比較的余裕があり、落ち着いて試合に集中できます。キックオフ直前に行っても自分の席が確保されているため、スタジアムグルメをゆっくり楽しんでから着席したい方や、小さなお子様連れのファミリーにも大変おすすめです。ピッチ中央付近のため、選手入場やベンチの動きもよく見えます。
A席(メインスタンド自由席)
「A席」は、メインスタンドの指定席エリアを除く広い範囲に設定されている自由席です。1層目(下層)と2層目(上層)の両方に座席があり、同じチケットで好きな場所を選べるのが魅力です。
1層目はピッチに近く、選手の表情や声を感じやすいエリアですが、陸上トラックがあるため、少し距離を感じるかもしれません。一方、2層目は高さがあるため、ピッチ全体をまるでテレビ中継のカメラのような視点で見渡すことができます。サッカーのフォーメーションやボールの動きをじっくり分析したい方には、迷わず2層目の最前列付近をおすすめします。自由席なので、早めに入場して好みの見え方を探す楽しみもあります。
B席(バックスタンド・ホームサポーター席)
ピカラスタジアムのバックスタンドに位置する「B席」は、カマタマーレ讃岐を熱く応援したい人たちが集まるエリアです。一般的に「ゴール裏」が応援の中心になるスタジアムが多いですが、ここではバックスタンドの一部が「ホームサポーター席」として機能しており、応援団の太鼓やチャント(応援歌)が響き渡ります。
このエリアはベンチシート(長椅子)タイプとなっており、背もたれはありません。試合中は立ち上がって手拍子をしたり、タオルマフラーを掲げたりするサポーターも多いため、静かに座って見るというよりは、スタジアムの熱気と一体になりたい人に最適です。チケット価格もメインスタンドより手頃なので、学生やグループ観戦にも人気があります。
アウェイ席(ビジターサポーター)
対戦相手のチームを応援するために来場する方のためのエリアです。通常、バックスタンドの端やサイドスタンド(ゴール裏)寄りのエリアに設定されます。ここもB席と同様に熱気溢れる場所ですが、完全アウェイの空間となるため、カマタマーレ讃岐のグッズを身につけての入場はできません。
アウェイ席の位置は試合ごとのチケット販売状況によって変動することがあるため、遠征を計画しているサポーターの方は、必ず事前に公式サイトの座席図を確認してください。アウェイ側ならではの視点から、丸亀の独特なスタジアムの形状を楽しむことができます。
スタジアム特有の「見やすさ」と視界のポイント

サッカースタジアムには「サッカー専用」と「陸上競技場兼用」の2種類がありますが、ピカラスタジアムは後者にあたります。そのため、座席からピッチまでの距離感や見え方には独自の特徴があります。ここでは、実際に見る際に知っておきたい視界のポイントを解説します。
陸上トラックの影響と距離感
ピカラスタジアムは第一種公認陸上競技場であり、ピッチの周りには広大な陸上トラックがあります。そのため、サッカー専用スタジアムと比較すると、観客席から選手までの物理的な距離は遠くなります。
特にメインスタンドやバックスタンドの1層目(最前列付近)に座ると、目線がピッチレベルに近くなる迫力はあるものの、反対側のサイドで行われているプレーは遠くて見えにくいことがあります。「選手が豆粒のようで見えないのでは?」と心配される方もいますが、スタジアム自体が非常に大きく開放感があるため、全体像を把握するのは意外と容易です。それでも、選手の表情まで見たい場合は双眼鏡を持参するか、高倍率ズームのあるカメラを用意するとより楽しめるでしょう。
2層目(2階席)からのパノラマビュー
距離感をカバーする最高のポジションが、メインスタンドの「2層目(2階席)」です。ピカラスタジアムのメインスタンドは高さのある構造になっており、ここからの眺めは絶景です。トラックの幅が気にならなくなるほど角度がつくため、ボールがどこにあるのか、選手がどう動いているのかが手に取るように分かります。
特に戦術好きなファンや、初めてサッカーを見るので何が起きているか把握したいという方には、あえて2階席を選ぶことを強くおすすめします。階段を上る手間はありますが、その労力に見合うだけの素晴らしい視界が待っています。風が通り抜ける気持ちよさも、上層階ならではの特権です。
西日と日陰のポジショニング
デーゲーム(昼間の試合)を観戦する場合、太陽の位置は非常に重要です。ピカラスタジアムのメインスタンドは西側に位置し、東を向いています。つまり、午後の試合では太陽がメインスタンドの背中側に沈んでいくため、メインスタンド(プリメーラ席・A席)は時間経過とともに日陰になり、眩しさを感じずに観戦できます。
逆に、バックスタンド(B席)は西日を正面から受ける形になります。夏場の夕方などは強烈な直射日光を浴びることになるため、帽子やサングラス、日焼け止めなどの対策が必須です。冬場は逆に日差しが暖かく感じられることもありますが、「見やすさ」を優先するなら、日陰になるメインスタンド側が圧倒的に有利です。
写真撮影におすすめのエリア
観戦の思い出を写真に残したい方も多いでしょう。スマートフォンでスタジアムの雰囲気を撮るなら、バックスタンド側からメインスタンドの巨大な屋根を背景に入れると、ピカラスタジアムらしい壮大な写真が撮れます。
選手のプレー写真を撮りたい場合、トラックがあるため標準レンズでは小さくしか写りません。望遠レンズを使う本格的なカメラユーザーであれば、コーナーキック付近の席や、前列の席を確保するのが定石です。ただし、前列は手すりや広告看板が視界に入ることもあるため、少し段差を上がった中段エリアが、フェンス被りを避けつつ撮影できる「穴場」となることが多いです。
雨の日でも安心?屋根と天候対策ガイド

サッカーは基本的に雨天決行です。観戦予定日が雨予報だった場合、座席選びは死活問題となります。ピカラスタジアムの屋根事情と、丸亀特有の天候について詳しく解説します。
メインスタンドの屋根カバー範囲
ピカラスタジアムの最大の特徴でもある、波打つような美しい形状の屋根。この屋根は主に「メインスタンド」の上部を覆っています。具体的には、メインスタンドの2層目(2階席)はほぼ全域が屋根の下に入ります。
1層目(1階席)については、後方の座席であれば2階席自体が屋根代わりになりますが、前方の座席は屋根の恩恵を受けられません。雨に絶対に濡れたくない場合は、迷わず「メインスタンドの2層目」または「1層目の最後列付近」のA席・プリメーラ席を確保しましょう。ただし、風向きによっては屋根の下でも雨が舞い込んでくることがあるため、過信は禁物です。
バックスタンド・ゴール裏の雨対策
残念ながら、バックスタンド(B席)やゴール裏エリアには屋根が一切ありません。雨が降れば、間違いなく濡れることになります。スタジアム内では、後ろの人の視界を遮るため「傘の使用」は基本的に禁止されています(ハーフタイムや試合前は状況による場合もありますが、試合中はNGです)。
このエリアで観戦する場合は、ポンチョやレインコートが必須アイテムです。チームカラーである水色のポンチョを着れば、雨の日でもスタンドが青く染まり、一体感が生まれます。また、荷物を入れるための大きなビニール袋(45〜70リットルのゴミ袋が便利)も忘れずに持参してください。座席が濡れているため、タオルも多めに用意しておくと安心です。
丸亀特有の「風」に注意
ピカラスタジアム周辺は、地形的に風が強く吹くことで知られています。特に春先や冬場は、海からの風がスタジアム内を吹き抜けることがあります。この風が曲者で、雨の日には横殴りの雨となって屋根の下まで吹き込んでくることがあります。
また、晴れていても風が冷たいと体感温度が一気に下がります。夏以外のナイター観戦では、ウインドブレーカーやブランケットなど、防寒対策をしっかり行うことが快適に過ごすコツです。2層目の席は特に風通しが良いので、一枚余分に羽織るものを持っていくことを強くおすすめします。
突然の雨への避難場所
試合中に急なゲリラ豪雨に見舞われた場合、コンコース(通路)が一時的な避難場所になります。メインスタンドのコンコースは屋根があり広いスペースが確保されていますが、バックスタンド側の通路はやや狭く、雨宿りできるスペースが限られています。
雨雲レーダーなどで天候が怪しいと判断した場合は、ハーフタイムのトイレ休憩などを早めに済ませたり、すぐに雨具を取り出せるように準備しておいたりする工夫が必要です。特に小さなお子様連れの方は、いつでも屋根のあるエリア(メインスタンド側コンコースなど)へ移動できるよう、出入りしやすい通路側の席を確保しておくと良いでしょう。
チケット購入から入場までの流れ

座席が決まったら、次はチケットの確保です。スムーズに入場して試合を楽しむために、チケット購入のコツや当日の流れを押さえておきましょう。
前売り券と当日券の価格差
カマタマーレ讃岐のホームゲームチケットは、基本的に「前売り」で購入する方が断然お得です。席種にもよりますが、当日券よりも数百円安く設定されていることが一般的です。「行くかどうか迷っている」という場合でも、試合前日までに決断して購入することをおすすめします。
Jリーグチケット(Jリーグ公式サイト)を利用すれば、スマートフォンだけで簡単に購入でき、手数料も抑えられます。コンビニエンスストアでの発券も可能ですが、QRチケットなら発券の手間もなく、スマホ画面をかざすだけで入場できるので非常にスマートです。
再入場システムを賢く使う
ピカラスタジアムでは、一度入場した後でもスタジアムの外に出られる「再入場」が可能です。これは非常に重要なポイントです。なぜなら、スタジアムグルメ(通称:スタグル)の屋台の多くは、メインスタンド前の広場(カマタマ広場)に出店しているからです。
まずは開場時間に合わせて入場し、お目当ての座席を確保(自由席の場合)。荷物を置いて席を確保したら(貴重品は必ず持って!)、再入場ゲートを通って外へ出て、広場でアツアツのうどんや骨付鳥を買う、というのが王道の楽しみ方です。再入場時にはチケットの半券やQRコードの提示、または再入場券が必要になるので、手元に準備しておきましょう。
座席のアップグレード
「最初は安いB席を買ったけれど、雨が降ってきたから屋根のあるメインスタンドに行きたい」というケースもあるかもしれません。試合によっては、スタジアム内の案内所で差額を支払うことで座席をアップグレードできる「ランクアップ」対応を行っている場合があります。
ただし、前売り完売の場合や試合運営の都合により実施されないこともあります。基本的には最初から目的に合ったチケットを購入するのがベストですが、万が一の時は当日券売り場や総合案内でスタッフに相談してみるのも一つの手です。
小学生必見の「夢パス」
香川県内の小学生のお子様がいるファミリーには、最強のアイテム「夢パス」があります。これは事前に申し込みをすることで、カマタマーレ讃岐のホームゲーム(B席エリアなど対象席種)が年間通して無料で観戦できるという素晴らしいパスポートです。
お子様が「夢パス」を利用し、保護者の方がチケットを購入すれば、家族でのレジャー費用をぐっと抑えることができます。スタジアムデビューのハードルを下げてくれる制度ですので、対象の方はぜひ公式サイトで詳細をチェックして申し込んでください。
観戦を快適にする施設・アクセス情報

座席そのものだけでなく、トイレや売店、駐車場などの周辺環境も快適な観戦には欠かせない要素です。ここでは座席エリアに関連した施設情報をお届けします。
トイレの場所と混雑状況
スタジアムのトイレは、メインスタンド・バックスタンドそれぞれのコンコースに設置されています。ピカラスタジアムのトイレは清掃が行き届いており比較的きれいですが、ハーフタイムにはどうしても混雑します。
特にメインスタンド中央付近のトイレは人が集中しがちです。混雑を避けたい場合は、メインスタンドの両端にあるトイレや、少し歩きますがバックスタンド側のトイレを利用するのも一つの作戦です。また、試合中は比較的空いているので、プレーが切れたタイミングを見計らって行くのも良いでしょう。
スタジアムグルメ「カマコロ」への距離
カマタマーレ讃岐の名物グルメといえば、B級グルメとして人気のコロッケ「カマコロ」や、香川県ならではの「うどん」です。これらの主要なグルメ店舗は、メインスタンド正面の場外広場に集結しています。
メインスタンドの座席からは階段を降りてすぐですが、バックスタンドの席からはスタジアムを半周して移動する必要があります。往復には意外と時間がかかるため、キックオフの40分〜1時間前には食料調達を済ませておくのが賢明です。バックスタンド側にも売店が出ることはありますが、品数や種類はメイン側広場の方が圧倒的に豊富です。
駐車場と入場ゲートの関係
車社会の香川県では、車での来場者が非常に多いです。スタジアム周辺にはいくつかの駐車場がありますが、キックオフ時間が近づくと近い場所から順に満車になります。もしバックスタンドの席を取っているなら、スタジアムの東側や南側の駐車場に停めると、バックスタンド入口(バックゲート)へのアクセスがスムーズです。
逆にメインスタンド席の場合は、正面側の駐車場が便利ですが、ここは競争率が高めです。少し離れた臨時駐車場からシャトルバスが出ることもあるので、公式サイトのアクセス情報を事前に確認し、余裕を持って到着するようにしましょう。遠くの駐車場に停めた場合、座席まで20分以上歩くこともあるため、時間の見積もりは多めにしておくのが鉄則です。
小さな子供連れへの配慮
ピカラスタジアムはファミリー層も多く訪れるスタジアムです。ベビーカーで来場した場合、各ゲート付近にベビーカー置き場が設置されることが一般的です(座席までの持ち込みは難しいため)。
また、授乳室やおむつ替えスペースはメインスタンド側のコンコースや管理室付近に用意されています。バックスタンド側からは移動距離があるため、乳幼児をお連れの場合は、設備が充実しているメインスタンド側の座席を選ぶほうが、パパママの負担は少なくて済むでしょう。
まとめ
ピカラスタジアムでの座席選びは、観戦の満足度を大きく左右する重要な要素です。初めての方や快適さを重視するなら、屋根があり設備も整っている「メインスタンド(プリメーラ・A席)」、特に全体が見渡せる2階席がおすすめです。一方で、サポーターの熱気を感じながら一体となって盛り上がりたいなら、「バックスタンド(B席)」が最高の場所になります。
また、丸亀特有の「風」や、バックスタンドでの「西日」対策、そして雨天時の準備も忘れてはいけません。事前に天気予報を確認し、帽子やポンチョなどのアイテムを準備しておけば、どんな天候でも楽しむことができます。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの座席を見つけてください。カマタマーレ讃岐のホームゲームで、スタジアムグルメを味わい、熱いプレーに声援を送る素晴らしい一日になることを願っています。



