「世界最高峰のサッカーリーグ」と称されるイングランドのプレミアリーグ。そのスピード感、激しい球際、そしてスタジアムを包み込む熱狂的な雰囲気は、一度見ると虜になってしまう魅力にあふれています。「プレミアリーグを応援するなら、どこのチームがいいの?」「日本人選手はどこにいるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、これからプレミアリーグを楽しみたい初心者の方に向けて、チームの選び方や各クラブの特徴、そして日本からの視聴方法をわかりやすく解説します。特定のチームを応援することで、週末の試合観戦が何倍も楽しくなるはずです。あなたにぴったりの「推しチーム」を見つける手助けになれば幸いです。
プレミアリーグを応援するなら知っておきたい!世界最高峰リーグの基礎知識

プレミアリーグは、なぜ世界中でこれほどまでに人気があるのでしょうか。応援するチームを選ぶ前に、まずはリーグ全体の魅力を少しだけ掘り下げてみましょう。このリーグが特別である理由を知れば、試合を見る目が変わり、応援にもさらに熱が入るはずです。
「ビッグ6」を中心とした激しい優勝争い
プレミアリーグには「ビッグ6」と呼ばれる、人気と実力を兼ね備えた6つの巨大クラブが存在します。マンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トッテナムの6チームです。多くのシーズンで、この6チームを中心に優勝争いや上位争いが繰り広げられています。
しかし、プレミアリーグの面白さは「ビッグ6なら安泰」とは限らない点にあります。中堅・下位チームも豊富な資金力を持っており、各国代表クラスの選手を揃えているため、「ジャイアントキリング(大番狂わせ)」が頻繁に起こります。どの試合も結果が予測できない緊張感があり、最後までハラハラドキドキできるのが最大の魅力です。
スピーディーでフィジカルな試合展開
プレミアリーグのサッカースタイルをひとことで表すなら、「高速かつパワフル」です。スペインのラ・リーガが戦術やパスワークを重視するのに対し、プレミアリーグは攻守の切り替え(トランジション)が非常に速く、ピッチの端から端まで選手が休むことなく走り回ります。
また、コンタクトプレー(身体のぶつかり合い)が激しいのも特徴です。審判も多少の接触では笛を吹かない傾向にあり、屈強な選手たちが激しくボールを奪い合う姿は迫力満点です。ルールに詳しくない初心者の方でも、そのスピード感と迫力だけで十分に映像を楽しむことができるでしょう。
スタジアムが作り出す最高のエンターテインメント
イングランドのサッカースタジアムは、観客席とピッチの距離が非常に近いことで有名です。選手の声やボールを蹴る音が聞こえるほどの近さで、ゴールが決まった瞬間の歓声は地鳴りのように響き渡ります。この臨場感は、テレビやスマホの画面越しでも十分に伝わってきます。
それぞれのチームには、代々受け継がれてきた「チャント(応援歌)」があります。試合開始前や試合中にサポーター全員で歌うチャントは圧巻で、まるでスタジアム全体が生き物のように脈打ちます。この熱狂的な雰囲気を味わうために、現地まで足を運ぶファンも世界中に数多くいます。
日本人選手が所属するチームから選ぶ!身近に感じる応援スタイル

海外サッカー初心者にとって、一番入りやすい入口は「日本人選手を応援すること」です。2024-2025シーズンも、日本代表の中心選手たちがプレミアリーグの舞台で戦っています。彼らが活躍するチームを応援することで、自然とチームメイトや戦術にも詳しくなっていけます。
三笘薫選手の「ブライトン」:変幻自在のドリブルに酔いしれる
日本が誇るドリブラー、三笘薫(みとま かおる)選手が所属しているのが「ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン」です。このチームは近年、賢い補強と革新的な戦術で急速に力をつけており、ビッグ6を脅かす存在として注目されています。
三笘選手の魅力は、なんといっても左サイドからの鋭いドリブル突破です。世界最高峰のディフェンダーたちを相手に、緩急自在のドリブルで抜き去り、ゴールやアシストを量産する姿は痛快そのもの。チームもボールを大切に繋ぐ攻撃的なサッカーを展開するため、見ていて非常に楽しいチームです。
ブライトンは「シーガルズ(カモメ)」の愛称で親しまれており、ホームスタジアムは海沿いの街にあります。チーム全体が若くエネルギーに満ち溢れているため、成長していく過程を一緒に応援したい方には特におすすめです。
遠藤航選手の「リヴァプール」:名門の中盤で体を張るキャプテン
日本代表のキャプテン、遠藤航(えんどう わたる)選手が所属するのは、世界的名門クラブの「リヴァプール」です。昨シーズンから加入し、激しいプレミアリーグの中盤で体を張ってボールを奪う「デュエル王」としての実力を発揮しています。
リヴァプールは、情熱的なサポーターと「ヘヴィメタル・フットボール」と呼ばれる強度の高いサッカーが特徴です。遠藤選手は守備的ミッドフィルダーとして、相手の攻撃の芽を摘み、味方の攻撃につなげる黒子の役割を担っています。派手なプレーは少ないですが、玄人好みの渋い働きでチームを支えています。
2024-2025シーズンからは監督が変わり、新しいサッカースタイルへの適応という挑戦の年を迎えています。世界的なスター選手たちの中で、日本人選手が懸命にポジション争いをする姿は、見る人に勇気を与えてくれます。
冨安健洋選手の「アーセナル」:最強の守備職人として貢献
日本代表のディフェンスリーダー、冨安健洋(とみやす たけひろ)選手が所属するのが、ロンドンに本拠地を置く「アーセナル」です。近年は圧倒的な強さを取り戻し、マンチェスター・シティと激しい優勝争いを繰り広げています。
冨安選手は、左右のサイドバックからセンターバックまでこなせるユーティリティ性と、対人守備の強さが武器です。怪我に悩まされることもありますが、万全の状態でピッチに立てば、世界トップクラスのウイングを完全に封じ込める鉄壁の守備を見せてくれます。
アーセナルは若くて才能あふれる選手が多く、華麗なパスワークで相手を崩す美しいサッカーが魅力です。チームの一体感が強く、冨安選手もチームメイトやサポーターから深く愛されています。優勝を目指して戦うチームの緊張感を味わいたい方におすすめです。
鎌田大地選手&菅原由勢選手:新たな挑戦者たち
今シーズンからプレミアリーグの舞台に新たに挑んでいるのが、クリスタル・パレスの鎌田大地(かまだ だいち)選手と、サウサンプトンの菅原由勢(すがわら ゆきなり)選手です。
鎌田選手が所属するクリスタル・パレスは、ロンドンを拠点とする中堅クラブです。鎌田選手はかつてドイツで指導を受けた監督のもと、攻撃のタクトを振るう役割を期待されています。独特の間合いとパスセンスで、屈強なプレミアの選手たちを翻弄するプレーに注目です。
一方、菅原選手が加入したサウサンプトンは、今シーズン昇格してきたばかりのチームです。菅原選手は右サイドバックとして、精度の高いクロスと積極的な攻撃参加を持ち味としています。残留争いという厳しい戦いの中で、日本人選手がチームの救世主となれるかどうかが大きな見どころとなります。
プレースタイルやチームカラーで選ぶ「ビッグ6」の魅力

日本人選手がいないチームでも、プレミアリーグには魅力的なクラブがたくさんあります。特に「ビッグ6」と呼ばれる上位常連クラブは、それぞれ明確なチームカラーと歴史を持っています。自分の好みに合ったスタイルを持つチームを見つけてみましょう。
マンチェスター・シティ:圧倒的な強さを誇る絶対王者
「とにかく強いチームが見たい」「美しいパスサッカーが好き」という方には、マンチェスター・シティが一番のおすすめです。名将ジョゼップ・グアルディオラ監督のもと、プレミアリーグ史上初の4連覇を達成するなど、現代サッカーの完成形とも言える強さを誇ります。
ボールをほとんど相手に渡さず、ピッチ全体を支配してゴールを量産するスタイルは圧巻です。怪物ストライカーのアーリング・ハーランド選手や、パスの魔術師ケヴィン・デ・ブライネ選手など、ゲームのようなスーパープレーを連発する選手が揃っています。「勝つ喜び」を最も味わいやすいチームと言えるでしょう。
アーセナル:若き才能が躍動する復活の名門
アーセナルは、「若い選手たちが成長していく姿を応援したい」という方にぴったりです。一時期の低迷期を脱し、ミケル・アルテタ監督のもとで優勝を狙えるチームへと変貌を遂げました。平均年齢が若く、エネルギッシュで情熱的なプレーが特徴です。
サカ選手やウーデゴール選手といった、若くしてチームの顔となった選手たちが、流れるような連携で相手守備陣を切り崩します。ホームスタジアム「エミレーツ・スタジアム」の雰囲気も素晴らしく、選手とファンが一体となって戦う「ファミリー感」が非常に強いチームです。
リヴァプール:魂を揺さぶる情熱とスピード
「熱い試合が見たい」「逆転劇が好き」という方には、リヴァプールがおすすめです。港町リヴァプールを本拠地とし、労働者階級のファンに支えられた熱い歴史を持ちます。彼らのサッカーは非常にインテンシティ(強度)が高く、ボールを奪った瞬間に猛スピードでゴールへ迫ります。
本拠地アンフィールドで歌われる応援歌「You’ll Never Walk Alone(君は一人じゃない)」は、サッカー界で最も有名なアンセムの一つです。エースのモハメド・サラー選手や、守備の要ファン・ダイク選手など、個性の強いスター選手たちがチームを牽引しています。
トッテナム:攻撃こそ最大の防御「アンジェ・ボール」
「守りに入らず、常に攻め続けるサッカーが見たい」という方には、トッテナム・ホットスパー(愛称:スパーズ)が面白いでしょう。現在はアンジェ・ポステコグルー監督(元横浜F・マリノス監督)が指揮を執り、リスクを恐れずに高いラインを保って攻撃し続けるスタイルを貫いています。
韓国代表のソン・フンミン選手がキャプテンを務めており、アジア人選手がプレミアのビッグクラブで王様として君臨している姿は誇らしいものです。試合の展開が派手になりやすく、大量得点や打ち合いになることも多いため、見ていて退屈することがありません。
マンチェスター・ユナイテッド:復活を期す「赤い悪魔」
「伝統とブランド力」で選ぶなら、マンチェスター・ユナイテッドです。かつては世界最強クラブとして君臨し、デイヴィッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドも在籍しました。日本でも知名度が抜群に高く、世界中に数多くのファンがいます。
近年は成績が安定せず苦しんでいますが、その分、復活への期待値も高いチームです。若手の発掘と育成に定評があり、次世代のスター候補生がいち早く見られるのも魅力の一つ。「常勝軍団」への返り咲きを目指すドラマティックな展開を期待するファンにおすすめです。
チェルシー:才能の宝庫か、混沌か
「予測不可能なエンターテインメント」を求めるなら、チェルシーです。ロンドンの高級住宅街を本拠地とするこのクラブは、近年オーナーが変わり、莫大な資金を投じて世界中から若手有望株を乱獲しています。
選手層の厚さは世界一とも言われますが、メンバーが多すぎてチームとしてまとまるのに苦労している側面もあります。しかし、コール・パーマー選手のような若き天才が突然覚醒するなど、個の能力は抜群です。毎試合、誰がヒーローになるかわからないワクワク感があります。
熱狂的なファンやスタジアムの雰囲気で選ぶユニークなチーム

「強いチームを応援するだけじゃつまらない」「もっとディープな楽しみ方を知りたい」という方には、ビッグ6以外の個性的なチームがおすすめです。地元愛に溢れ、スタジアムの雰囲気が最高なチームを紹介します。
ニューカッスル:街全体がサポーター「トゥーン・アーミー」
イングランド北東部のニューカッスル・ユナイテッドは、街の宗教がサッカーと言われるほど熱狂的なファンを持つクラブです。サポーターは「トゥーン・アーミー」と呼ばれ、真冬でも上半身裸で応援する姿が名物となっています。
近年、サウジアラビア系のオーナーが就任し、世界一の資金力を持つクラブとなりましたが、スター選手を乱獲するのではなく、堅実な補強で着実に強くなっています。スタジアム「セント・ジェームズ・パーク」の巨大さと、地鳴りのような歓声は、画面越しでも鳥肌が立つほどの迫力です。
アストン・ヴィラ:名将が率いる古豪の復活
バーミンガムを本拠地とするアストン・ヴィラは、かつて欧州王者にも輝いたことのある歴史あるクラブです。近年、戦術家のウナイ・エメリ監督が就任してから劇的に強くなり、ビッグ6を脅かす存在へと変貌しました。
緻密に計算されたオフサイドトラップや、素早いカウンター攻撃など、戦術的な完成度が非常に高いのが特徴です。「ジャイアントキリング」を起こす可能性が最も高いチームの一つであり、強い相手を戦術で封じ込める知的なサッカーを楽しみたい方におすすめです。
ウェストハム:ロンドンの下町情緒とシャボン玉
ロンドンの東部、下町エリアを本拠地とするウェストハム・ユナイテッド。このチームの最大の特徴は、選手入場の際にスタジアム中に無数の「シャボン玉(バブルス)」が舞うことです。クラブのアンセム「I’m Forever Blowing Bubbles」に合わせてシャボン玉が飛ぶ光景は、プレミアリーグで最も美しいシーンの一つと言われています。
熱血漢のサポーターが多く、かつては荒くれ者のイメージもありましたが、現在はオリンピックスタジアムを使用し、6万人規模の動員を誇る人気クラブです。独特の文化と伝統を楽しみたい方にはたまらないチームです。
実際に試合を見る方法は?日本からの視聴環境を整えよう

応援したいチームの候補が決まったら、実際に試合を見てみましょう。2024-2025シーズン現在、日本国内でプレミアリーグを視聴する方法は大きく変わっています。以前の情報とは異なる場合があるため、最新の視聴環境を確認しておきましょう。
全試合観戦なら「U-NEXT」一択
現在、日本でプレミアリーグを全試合(全380試合)生中継で見られるのは、動画配信サービスの「U-NEXT(ユーネクスト)」だけです。「U-NEXTサッカーパック」というプランに加入することで、プレミアリーグだけでなく、FAカップなどのカップ戦も視聴可能になります。
U-NEXTサッカーパックの特徴
・プレミアリーグ全試合をライブ配信&見逃し配信
・FAカップ(イングランドのカップ戦)も独占配信
・月額料金に追加でサッカーパックを購入する形式(※サッカーパック単体契約も可能)
・スマホ、タブレット、テレビなど様々なデバイスで視聴可能
かつて一部の試合を無料で配信していた「ABEMA」ですが、今シーズンはプレミアリーグの無料中継を行っていません(※2024-25シーズン時点)。そのため、しっかりと試合を追いかけたい場合はU-NEXTへの加入が必須となります。
時差との戦い!無理のない観戦スタイルを
日本とイギリスには9時間の時差(サマータイム時は8時間)があります。そのため、試合のキックオフ時間は日本時間の夜20:30〜深夜4:00頃になることがほとんどです。
「土曜日の21:00キックオフ」のような見やすい時間の試合は生中継で楽しみ、深夜3:00などの試合は翌朝に「見逃し配信」でチェックするのが、長く続けるコツです。U-NEXTには「追っかけ再生」や「ハイライト機能」も充実しているため、自分の生活リズムに合わせて無理なく楽しむことができます。
SNSやYouTubeで情報を補完しよう
試合をフルで見る時間がない時は、クラブの公式YouTubeチャンネルや、U-NEXT公式のハイライト動画を活用しましょう。特に各クラブの公式SNSは、練習風景や選手のオフショットなど、試合以外の裏側を見せてくれるため、選手への愛着がより一層湧いてきます。
ここがポイント!
最初は無理に全試合を見ようとせず、気になったチームのハイライト動画をいくつか見ることから始めましょう。「この選手のプレーが好きだな」「このスタジアムの雰囲気がいいな」と感じたチームがあれば、次の週末にライブ配信を見てみるのがおすすめです。
まとめ:プレミアリーグを応援するなら自分の直感を信じて楽しもう
プレミアリーグには、世界中から集まった個性豊かなチームと選手たちがひしめき合っています。応援するチームを選ぶ理由は、「好きな選手がいるから」「ユニフォームがかっこいいから」「名前の響きが好きだから」など、どんな些細なことでも構いません。
・日本人選手の活躍を見たいなら:ブライトン、リヴァプール、アーセナル、クリスタル・パレス、サウサンプトン
・圧倒的な強さを楽しみたいなら:マンチェスター・シティ
・若手の成長と熱気を感じたいなら:アーセナル、チェルシー
・情熱と歴史を感じたいなら:リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド
まずは直感で気になったチームの試合を一度見てみてください。画面越しにも伝わるプレミアリーグの熱量とスピード感は、きっとあなたの日常に新しい興奮と楽しみをもたらしてくれるはずです。2024-2025シーズン、あなただけの「推しチーム」と一緒に、最高の週末を過ごしましょう!



