「サッカーのシーズンって、結局いつからいつまでなの?」と疑問に思ったことはありませんか。Jリーグと海外サッカーでは開催時期が異なりますし、これから大きな制度変更も予定されています。
特に日本では、長年親しまれてきた春開幕のスケジュールが、2026年から大きく変わろうとしています。これを知らないと、応援しているチームの試合を見逃してしまうかもしれません。
この記事では、Jリーグの最新スケジュールから欧州リーグの仕組み、そして注目の「秋春制移行」まで、サッカーシーズンに関する疑問をわかりやすく解説します。カレンダーを把握して、一年中サッカーを楽しみましょう。
日本のサッカーシーズン:Jリーグの仕組みと期間

日本のプロサッカーリーグであるJリーグは、基本的に「春に始まり、冬に終わる」というスケジュールで開催されています。学校の年度や日本の四季に合わせたこのサイクルは、多くのファンにとって馴染み深いものでしょう。
まずは、現在採用されているJリーグの基本的なシーズン期間と、2025年シーズンの具体的な日程について解説します。
Jリーグの開幕と閉幕時期
Jリーグのシーズンは、例年2月の中旬から下旬にかけて開幕します。まだ寒さが残る時期ですが、熱心なサポーターたちがスタジアムに集まり、新しい1年の始まりを祝うのが恒例の風景です。
そして、リーグ戦の最終節(閉幕)は11月末から12月上旬に行われます。約10ヶ月間にわたる長い戦いを経て、年間チャンピオンや昇格・降格チームが決定します。この期間中、週末はほぼ毎週のように試合が開催されています。
2025年シーズンの具体的な日程
2025年のJリーグは、J1リーグが2025年2月14日(金)に開幕し、12月6日(土)に最終節を迎えるスケジュールです。J2およびJ3リーグは翌日の2月15日(土)に開幕し、11月29日(土)に終了します。
この2025年シーズンは、現行の「春秋制(春開幕)」で行われる最後のフルシーズンとなる予定です。歴史的な転換点を迎える前の、ある意味で貴重な1年となるでしょう。
カップ戦(ルヴァン杯・天皇杯)の流れ
リーグ戦と並行して行われるのが「カップ戦」です。代表的なものに「YBCルヴァンカップ」と「天皇杯」があります。これらはトーナメント方式で行われ、リーグ戦とは違った緊張感があります。
ルヴァンカップは主に平日開催が多く、決勝戦は秋に行われるのが通例です。一方、天皇杯はプロだけでなくアマチュアチームも参加する大会で、元日の決勝戦を目指して戦ってきましたが、近年は日程の都合で決勝が秋や冬に行われることも増えています。
シーズン中のブレイク期間(中断期間)
2月から12月までずっと試合があるわけではありません。日本代表の試合が行われる「インターナショナルマッチウィーク」や、夏場の猛暑を避けるための期間など、リーグ戦が一時的に中断することがあります。
特に夏の中断期間は、チームがキャンプを行って戦術を修正したり、新しい選手を獲得したりする重要な時期です。ファンにとっても、後半戦に向けての期待が高まる充電期間といえるでしょう。
欧州主要リーグのサッカーシーズン:秋春制の特徴

日本とは異なり、ヨーロッパの主要なサッカーリーグでは「夏に始まり、翌年の春に終わる」というスケジュールが一般的です。これを「秋春制(あきはるせい)」と呼びます。
世界最高峰の選手たちが集まる欧州リーグのカレンダーを知っておくと、海外サッカー観戦がより楽しくなります。
プレミアリーグやラ・リーガの期間
イングランドのプレミアリーグやスペインのラ・リーガなど、欧州5大リーグと呼ばれる主要リーグは、毎年8月中旬頃に開幕し、翌年の5月下旬頃に閉幕します。
例えば、2024-25シーズンであれば、2024年の8月にスタートし、年をまたいで2025年の5月にチャンピオンが決まるという流れです。日本の学校の夏休みに新しいシーズンが始まると覚えておくと分かりやすいでしょう。
冬の移籍市場と夏の移籍市場
欧州サッカーには、選手の移籍期間(トランスファーウィンドウ)が年2回あります。メインとなるのはシーズン終了後の「夏の移籍市場(7月~8月)」で、ここで多くの主力選手が動きます。
もう一つが「冬の移籍市場(1月)」です。シーズン途中の補強期間であり、怪我人の穴埋めやチームの立て直しのために即戦力が獲得されます。日本人選手がこのタイミングで海外へ挑戦することも珍しくありません。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の流れ
各国のリーグ戦上位クラブが出場する「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)」も、秋春制のカレンダーに合わせて行われます。9月からグループステージ(現在はリーグフェーズ)が始まり、年明けの2月頃から決勝トーナメントに入ります。
決勝戦は通常5月末か6月上旬に行われ、これが欧州サッカーシーズンの実質的なフィナーレとなります。世界中のサッカーファンが注目する一大イベントです。
過密日程とウィンターブレイク
欧州の冬は厳しいため、ドイツのブンデスリーガなどでは年末年始に「ウィンターブレイク(冬休み)」を設けています。しかし、イングランドのように年末年始も休まず連戦を行うリーグもあります。
特にイングランドの「ボクシング・デー(12月26日)」周辺の過密日程は名物となっており、選手にとっては過酷ですが、ファンにとっては年末年始の楽しみの一つとなっています。
サッカーシーズンが変わる?Jリーグの秋春制移行問題

現在、日本のサッカー界で最も大きな話題となっているのが、Jリーグの「秋春制」への移行です。2026年から、Jリーグも欧州と同じカレンダーに合わせることが決定しています。
具体的に何が変わり、どのようなスケジュールになるのか、ファンとして知っておくべきポイントを整理しました。
現在の春秋制から秋春制への変更点
これまでのJリーグは「2月開幕・12月閉幕」でしたが、2026-27シーズンからは「8月開幕・翌年5月閉幕」へと大きくシフトします。これにより、真夏の試合数を減らし、冬の期間も試合を行うことになります。
具体的には、8月上旬に開幕して12月上旬まで試合を行い、その後約2ヶ月半のウィンターブレイク(冬の中断期間)を挟んで、2月中旬から再開、5月下旬にシーズン終了という流れが想定されています。
移行の理由とメリット・デメリット
最大の理由は、世界基準である欧州カレンダーに合わせることです。これにより、日本人選手が海外へ移籍しやすくなり、逆に海外の選手や監督を日本に呼びやすくなるというメリットがあります。
また、日本の猛暑下での試合を減らすことで、選手のパフォーマンス向上や健康管理にもつながると期待されています。一方で、降雪地域(雪国)のクラブにとっては、冬のホームゲーム開催や練習環境の確保が大きな課題となります。
いつから変わる?具体的なスケジュール案
移行は2026年の夏から始まります。そのため、2025年シーズン終了後から2026年8月の新シーズン開幕までの間に、約半年間の「空白期間」が生まれます。
この期間(2026年2月~5月頃)には、特別な大会(0.5シーズン制の大会)が開催される予定です。この特別大会を経て、2026年8月からいよいよ初の秋春制シーズン「2026-27 Jリーグ」が幕を開けます。
【今後のスケジュールイメージ】
・2025年2月~12月:現行の春秋制(最後のシーズン)
・2026年2月~5月:移行期間の特別大会
・2026年8月~2027年5月:秋春制シーズン開始
雪国クラブへの影響と対策
新潟、山形、札幌などの降雪地域のクラブにとって、冬の開催は死活問題です。これに対し、Jリーグは12月中旬から2月中旬までの厳冬期に長期のブレイク期間を設けることで対策しようとしています。
また、降雪地域のクラブは、シーズンの開幕直後や再開直後の試合をアウェイ(敵地)で連続して行えるように日程を調整するなど、柔軟な対応が検討されています。施設整備への支援も重要なポイントになるでしょう。
日本代表戦と国際大会のスケジュール

クラブチームのリーグ戦だけでなく、国の代表チーム同士が戦う国際大会もサッカーシーズンの重要な要素です。日本代表(SAMURAI BLUE)の活動は、基本的に国際サッカー連盟(FIFA)が定めた期間に行われます。
代表戦がいつ行われるかを知っておくと、リーグ戦の中断理由も理解しやすくなります。
ワールドカップ予選の時期
4年に1度の祭典「FIFAワールドカップ」に向けて、世界各地で予選が行われます。アジア予選などは、リーグ戦の合間にある「代表ウィーク(インターナショナルマッチウィーク)」を利用して開催されます。
2026年の北中米ワールドカップに向けたアジア最終予選は、2024年秋から2025年6月にかけて行われる予定です。この期間、Jリーグや海外リーグは一時中断し、世界の注目は代表戦に集まります。
2025年の注目大会:クラブワールドカップ
2025年には、クラブチームの世界一を決める「FIFAクラブワールドカップ」が新方式で開催されます。これまでは毎年冬に行われていましたが、2025年からは4年に1度、6月から7月にかけて32チームが参加する大規模な大会へと生まれ変わります。
アジア王者となった日本のクラブ(浦和レッズなど)も参加を予定しており、世界の強豪クラブと真剣勝負を繰り広げる貴重な機会となります。この期間も世界的にリーグ戦はオフシーズンとなります。
代表ウィークによるリーグ中断
「代表ウィーク」は、通常3月、6月、9月、10月、11月に設定されています。この期間は約2週間あり、各国代表チームが招集されて試合を行います。
Jリーグでも、J1リーグはこの期間に試合を行わず中断することが一般的です。逆にJ2やJ3は試合を継続することもありましたが、主力選手が代表に選ばれる影響を考慮し、日程が調整される傾向にあります。
アジアカップや親善試合
アジアナンバーワンを決める「AFCアジアカップ」は、通常4年に1度開催されます。前回大会のように冬(1月~2月)に開催される場合、欧州組の選手はシーズン中にチームを離脱しなければならず、議論の的になることがあります。
また、日本代表の強化のために行われる「キリンチャレンジカップ」などの親善試合も、代表ウィークの期間中に国内で開催されることが多く、ファンにとっては代表選手を生で見られるチャンスです。
シーズンオフ(オフシーズン)の過ごし方と楽しみ方

リーグ戦が終わると、サッカーファンにとっては少し寂しい「シーズンオフ」が訪れます。しかし、試合がない期間もサッカーを楽しむ方法はたくさんあります。
Jリーグであれば12月から1月、欧州であれば6月から7月頃がこの時期にあたります。オフシーズンならではの楽しみ方を知って、充実した時間を過ごしましょう。
移籍情報のチェック方法
オフシーズン最大の関心事は、やはり「移籍市場(ストーブリーグ)」です。どの選手がチームを去り、誰が新しく加入するのか、毎日のニュースから目が離せません。
スポーツ新聞やWebメディア、SNSでの公式発表をチェックするのが基本です。「確定」の情報が出るまでは噂に一喜一憂するのも、オフシーズンの醍醐味と言えるでしょう。
新体制発表とユニフォーム公開
新しいシーズンに向けて、各クラブは1月中旬頃に「新体制発表会」を行います。ここで新加入選手のお披露目や、シーズンの目標、スローガンが発表されます。
また、新しいユニフォームのデザインが発表されるのもこの時期です。サポーターにとっては、新しいユニフォームを予約購入することで「今年も応援するぞ!」という気持ちのスイッチが入ります。
キャンプや練習試合の見学
Jリーグのチームは、開幕前の1月から2月にかけて、沖縄や宮崎などの温暖な地域でトレーニングキャンプを行います。このキャンプ期間中は、練習が一般公開されることも多く、選手との距離が近いのが魅力です。
普段は見られない練習風景や、他のJリーグクラブとの練習試合(トレーニングマッチ)を見学できる貴重な機会です。旅行を兼ねてキャンプ地を訪れるサポーターも少なくありません。
過去の試合やeスポーツを楽しむ
試合がなくて寂しいときは、動画配信サービスなどで過去の名勝負を見返したり、シーズンのハイライト動画で昨年の感動を振り返ったりするのもおすすめです。
また、サッカーゲーム(eスポーツ)の世界では、オフシーズン関係なく大会が開かれています。好きなチームを使って自分でシーズンを戦ってみるのも、良い気分転換になるはずです。
まとめ
今回は、サッカーのシーズン期間について、日本と海外の違いや今後の変更点を含めて解説しました。
要点を整理すると、以下のようになります。
サッカーのカレンダーは、これから数年で日本のファンにとって大きく変わります。しかし、「週末にスタジアムやテレビの前で応援する楽しさ」は変わりません。
新しいスケジュールをしっかりと把握して、これからのサッカーシーズンも存分に楽しんでいきましょう。



