「次のワールドカップ、日本だと何時に試合があるの?」「今やっている予選のキックオフ時間を知りたい」
サッカーファンにとって、試合開始時間は生活リズムを左右する重要な問題です。2022年のカタール大会では深夜の観戦が続きましたが、次回の2026年北中米ワールドカップは、まったく異なる時間帯での観戦となりそうです。また、現在進行中のアジア最終予選も、ホームとアウェイで時間が大きく変わります。
この記事では、「W杯は何時から?」という疑問に答えるべく、2026年大会の日本時間での想定スケジュールや、直近の予選日程をわかりやすく解説します。早起きが必要なのか、それとも夜更かしか。今のうちから観戦プランをイメージしておきましょう。
W杯は何時から見られる?2026年大会の日本時間と時差

まず気になるのが、次回2026年に行われるワールドカップ本大会の時間帯です。アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共同開催となるこの大会は、日本に住む私たちにとってどのような観戦スケジュールになるのでしょうか。時差や現地のキックオフ時間から、日本での放送時間を予測します。
2026年北中米W杯の開催期間と現地時間
2026年のFIFAワールドカップは、現地時間の2026年6月11日(木)に開幕し、7月19日(日)に決勝戦が行われる予定です。参加国がこれまでの32カ国から48カ国へと大幅に増えるため、大会期間も長く、試合数も合計104試合と過去最大規模になります。
現地での試合開始時間は、暑さ対策や現地のゴールデンタイム、そして世界のテレビ視聴者の利便性を考慮して設定されます。一般的に、昼間の12時や13時から、夜の21時や22時頃まで、1日に複数試合が分散して行われることが予想されます。広大な北米大陸が舞台となるため、同じ日でも会場によって時差が生じるのが今大会の特徴です。
例えば、東海岸のニューヨークと西海岸のロサンゼルスでは3時間の時差があります。そのため、東海岸で夜に行われる試合と、西海岸で夕方に行われる試合が、日本時間では連続して放送されるといったケースも出てくるでしょう。ファンにとっては、一日中サッカー漬けになる期間が約1ヶ月以上続くことになります。
日本と開催都市の時差はどれくらいあるのか
日本での観戦時間を知るためには、開催地との「時差」を理解しておく必要があります。今回の開催地であるアメリカ、カナダ、メキシコは、日本よりも時間が遅れています。サマータイム(夏時間)を考慮した場合、主な都市との時差は以下のようになります。
このように、日本は北米よりも半日以上進んでいる計算になります。「マイナス〇〇時間」と聞くと計算がややこしいですが、ざっくり言えば「昼夜が逆転している」と考えるとわかりやすいでしょう。現地の昼間は日本の深夜から早朝、現地の夜は日本の午前中から昼にあたります。
カタール大会のときは日本マイナス6時間だったため、現地の夜の試合が日本の深夜(24時〜28時)になりましたが、北中米大会では時差がさらに大きくなるため、放送時間が「深夜」を通り越して「早朝」や「午前中」にズレ込むことになります。
日本時間での試合開始時間の目安
では、具体的に日本時間で「何時」に試合が見られるのでしょうか。現地のキックオフ時間を日本時間に換算してシミュレーションしてみましょう。
もし現地時間(東部)の13:00にキックオフされる試合があれば、日本時間は翌日の午前2:00になります。これは深夜組にとっては少し辛い時間かもしれません。しかし、現地の夕方から夜にかけて行われるメインの試合はどうでしょうか。
現地(東部)の19:00キックオフであれば、日本時間は翌日の午前8:00です。また、西海岸(ロサンゼルスなど)で19:00に始まる試合なら、日本時間は翌日の午前11:00となります。つまり、多くの注目カードは「日本の朝からお昼」にかけて放送される可能性が高いのです。
以下に、想定される日本時間での観戦タイムテーブルをまとめます。
2026年W杯 観戦タイムテーブル予想(日本時間)
- 早朝 4:00〜6:00頃:現地の午後〜夕方の試合
- 午前 8:00〜10:00頃:現地のゴールデンタイムの試合
- 昼 11:00〜13:00頃:西海岸開催の夜の試合
このように、2026年大会は「会社や学校に行く前に1試合見る」「休日の午前中にゆっくり見る」といったスタイルが定着しそうです。深夜の眠気と戦うというよりは、早起きして朝活として観戦する大会になるでしょう。
現在進行中のW杯アジア最終予選の試合時間は?
2026年の本大会も楽しみですが、まずはそこに行き着くための「アジア最終予選」を突破しなければなりません。現在行われている予選の試合時間は、本大会とはまた違った傾向があります。直近の日本代表戦を応援するために、予選のスケジュールと時間帯を確認しておきましょう。
直近の日本代表戦のキックオフ時間
2026年W杯に向けたアジア最終予選は、2024年9月から始まり、2025年6月にかけて行われます。特に2025年の3月と6月は、W杯出場権獲得が決まる重要な局面となります。
これまでの日程や今後の予定を見ると、日本代表の試合は視聴しやすい時間帯に設定される傾向があります。例えば、2025年3月20日(木)のバーレーン戦や、3月25日(火)のサウジアラビア戦は、日本のホームゲームであるため、夜の19:35頃のキックオフが予定されています。
この時間は、仕事や学校が終わって帰宅し、夕食を食べながらテレビの前で応援するのに最適な「ゴールデンタイム」です。平日の夜開催が多くなりますが、翌日の生活への影響も比較的少なく、家族や友人と一緒に盛り上がれる時間帯と言えるでしょう。
ホーム戦とアウェイ戦での時間の違い
予選を観戦する上で注意したいのが、「ホーム」と「アウェイ」での開催時間の違いです。日本国内で行われるホーム戦は、前述の通り19時〜19時半頃のキックオフが定番ですが、敵地で行われるアウェイ戦は開催国の時差に左右されます。
アジア地域内での戦いとはいえ、西アジア(中東)との時差は大きいです。例えばサウジアラビアやバーレーンなどの中東諸国で試合が行われる場合、現地の夜(20時〜21時)開始だと、日本時間では深夜の2時〜3時になってしまいます。これは「W杯 何時」と検索するファンにとって、最もハードルが高い時間帯です。
一方で、同じアウェイでもオーストラリア戦(2025年6月5日予定)などは、日本とオーストラリアの時差が少ないため、日本時間の20:10頃など、夜の観やすい時間に設定されることが多いです。アウェイ戦=深夜、と決めつけずに、対戦国がどこかを確認することが大切です。
最終予選の今後のスケジュール一覧
ここで、2025年に行われるアジア最終予選の主なスケジュール(日本戦)を整理しておきましょう。あくまで予定ですが、手帳に書き込んでおく際の参考にしてください。
| 日付 | 対戦カード(場所) | 日本時間(目安) |
|---|---|---|
| 3月20日(木) | 日本 vs バーレーン(ホーム) | 19:35頃 |
| 3月25日(火) | 日本 vs サウジアラビア(ホーム) | 19:35頃 |
| 6月5日(木) | オーストラリア vs 日本(アウェイ) | 20:10頃 |
| 6月10日(火) | 日本 vs インドネシア(ホーム) | 19:35頃 |
メモ:
予選の日程や時間は、主催者やテレビ放送の都合により変更される場合があります。試合日が近づいたら、必ず最新のニュースやJFA(日本サッカー協会)の公式サイトで確定情報を確認するようにしましょう。
2025年の予選は、ホーム戦が多いため、比較的観戦しやすい「夜の時間帯」が多いのが嬉しいポイントです。6月にはW杯出場が決定する歓喜の瞬間を、リアルタイムで目撃できるかもしれません。
W杯観戦のためのテレビ放送と配信時間は何時?
「試合時間はわかったけれど、どこで見られるの?」という疑問も同時に湧いてきます。最近のサッカー中継は、地上波テレビだけでなく、インターネット配信のみの試合も増えてきました。2026年W杯や予選をストレスなく見るために、放送メディアごとの特徴を押さえておきましょう。
地上波テレビ放送の傾向と時間帯
ワールドカップ本大会の日本代表戦は、国民的な関心事であるため、これまで通り地上波(NHK、民放各局)で生中継される可能性が非常に高いです。特に日本戦は、時間帯に関わらず高視聴率が見込めるため、早朝や午前中であっても特別編成で放送されるでしょう。
ただし、日本戦以外の強豪国同士の対決や、予選リーグの全試合となると、地上波ですべてをカバーするのは難しくなっています。放送枠には限りがあるため、「深夜3時の試合」などは生中継されず、録画放送やハイライト番組での扱いになることもあります。
アジア最終予選については、ホームゲームは地上波(テレビ朝日系列など)で放送されるのが通例ですが、アウェイゲームに関しては地上波放送がなく、ネット配信独占となるケースが増えています。「テレビをつけたらやっていなかった」という事態を避けるためにも、事前に放送局をチェックすることが不可欠です。
ネット配信(DAZN・ABEMAなど)の活用法
近年のサッカー観戦に欠かせないのが、動画配信サービスです。特にDAZN(ダゾーン)は、アジア最終予選のアウェイ戦を含む全試合を配信するなど、サッカーファンにとって強力な味方です。アウェイ戦が深夜に行われる場合でも、DAZNならスマホやタブレットで布団に入りながら観戦できます。
また、2022年カタール大会で全試合無料生中継を行い話題となったABEMA(アベマ)も注目です。2026年大会でも同様の配信が行われるかは未定ですが、ネット配信の強みは「見逃し配信」や「追っかけ再生」ができる点にあります。
午前中の試合で、「仕事で見られないけれど、結果を知らずに夜に見たい」という場合、配信サービスのアーカイブ機能を使えば、自分の都合の良い時間に試合を楽しむことができます。通勤電車の中でハイライトだけサクッと確認する、といった使い方も便利です。
再放送や見逃し配信が見られる時間
2026年大会が午前中中心の開催となると、平日の試合はリアルタイムで見られない人が多くなります。そのため、各テレビ局や配信サービスも、当日の夜(19時〜23時頃)に再放送やディレイ放送を行うことが予想されます。
ニュース番組内のスポーツコーナーも重要です。朝のニュース(6時〜8時)では、ちょうど終わったばかりの試合の結果速報が流れるでしょうし、夜のニュース(21時〜23時)では、その日の午前中に行われた試合の詳細なハイライトが放送されます。
もし「結果を知りたくない(ネタバレ回避したい)」という場合は、朝起きてからスマホの通知を切る、SNSを見ない、といった徹底的な情報遮断が必要になります。周囲の同僚や友人が話題にする可能性もあるので、「まだ見てないから言わないで!」と宣言しておくのもひとつの手です。
過去のW杯の試合時間から見る傾向と対策

「今回の時間は良さそうなのか、悪そうなのか?」を判断するために、過去の大会がどのような時間帯だったかを振り返ってみましょう。過去の経験と比較することで、2026年大会への心構えがより具体的になります。
深夜・早朝開催だった大会の振り返り
記憶に新しい2022年カタール大会や、2006年ドイツ大会、2018年ロシア大会などは、ヨーロッパや中東での開催でした。これらの地域と日本との時差は6〜8時間程度あり、現地の夜に行われる試合は、日本では深夜24時〜早朝4時頃に集中しました。
この時間帯は「一番眠い時間」であり、翌日の仕事や学校へのダメージが深刻でした。完徹(徹夜)をして出社する人が続出し、寝不足が社会現象にもなりました。それに比べれば、2026年大会の「午前中開催」は、睡眠時間を確保してから観戦できるため、身体的な負担は少し軽減されるかもしれません。
昼間に観戦できた大会との比較
逆に、観戦しやすかった大会といえば、2002年の日韓大会です。これは時差がないため、夕方から夜にかけてのゴールデンタイムに観戦できました。また、2014年のブラジル大会は、今回の2026年大会と状況が似ています。
ブラジル大会のときは、日本戦が日本時間の午前10時や朝7時にキックオフされました。このとき、「出社前に前半だけ見て、後半は移動中にワンセグで見る」「会社でこっそり中継を見る」といったスタイルが見られました。また、休日の午前中にキックオフされた試合は、家族みんなで朝食を食べながら応援するという、健全で爽やかな盛り上がりを見せました。
2026年もこの「ブラジル大会モデル」に近い生活リズムになると予想されます。「夜の宴会観戦」ではなく、「朝のカフェ観戦」や「ブランチ観戦」が流行するかもしれません。
時差ボケ対策と観戦スケジュールの立て方
2026年大会を楽しむためには、体内時計の調整が鍵となります。主な試合が午前中にあるため、大会期間中は「早寝早起き」の習慣をつけるのが最強の対策です。
例えば、夜は22時や23時には就寝し、朝5時や6時に起きて試合を見る。これなら7〜8時間の睡眠を確保でき、健康的に観戦を続けられます。もし注目の試合が深夜3時にある日だけは、夕方に仮眠をとる「分割睡眠」を取り入れるのも有効です。
また、有給休暇の取得を計画している人は、日本戦の日程が発表され次第、午前休や全休を申請する準備をしておきましょう。2026年大会は6月から7月にかけて行われるため、日本の梅雨時期とも重なります。外出せずに家でサッカーを楽しむには良い季節かもしれません。
次のW杯は何時から?大会形式変更による影響
最後に、2026年大会から大きく変わる「大会形式」が、試合時間にどう影響するかについて触れておきます。出場国が増えることは、私たち観る側にとって、単に試合数が増える以上の変化をもたらします。
出場枠拡大で試合数はどう変わるのか
出場国が32から48に増えることで、総試合数は64試合から104試合へと激増します。これまでの大会期間は約1ヶ月でしたが、2026年はさらに期間が延び、約40日間の長丁場となります。
試合数が増えるということは、1日に開催される試合数も増える可能性があります。グループリーグの期間中は、1日4試合(例えば日本時間の早朝、朝、昼前、昼)が連日続くことになり、「いつ寝ればいいのかわからない」という嬉しい悲鳴が上がるかもしれません。
試合間隔と観戦スケジュールの過密化
チーム数が増えたことで、決勝まで勝ち進むチームの試合数も最大8試合(以前は7試合)に増えます。選手の疲労を考慮して試合間隔は確保されますが、観る側にとっては「毎日どこかの国の試合がある」という状態が長く続きます。
特にグループリーグの最終戦などは、公平性を保つために同時刻キックオフ(同組の2試合が一斉に始まる)が行われます。こうなると、テレビとタブレットを並べて「2画面同時観戦」をする必要が出てきます。今のうちから、視聴環境(Wi-Fiや複数デバイス)を整えておくと安心です。
ノックアウトステージ(決勝トーナメント)の時間設定
大会が終盤に進むにつれて、試合時間はより視聴しやすい時間帯に固定されていきます。決勝トーナメント(ノックアウトステージ)の試合は、現地の夜に行われることが多いため、日本時間では午前9時〜11時頃に集中すると予想されます。
決勝戦は2026年7月19日(現地時間)に予定されています。日本時間では7月20日の月曜日(祝日「海の日」になる可能性が高いですが、2026年のカレンダー要確認※)の朝になるでしょう。もし祝日であれば、日本中が朝から決勝戦に釘付けになるはずです。
※2026年の「海の日」は7月20日(月)となる予定です。つまり、決勝戦の日が日本の祝日と重なる可能性が高く、最高の観戦環境になることが期待されます!
まとめ:W杯は何時から始まるかを把握して応援準備を

「W杯 何時」というキーワードで気になる情報を整理してきました。要点を振り返りましょう。
- 2026年W杯は「午前中」がメイン:
北米開催のため、日本時間では早朝からお昼(4時〜13時頃)にかけて試合が行われます。2022年のように深夜に無理をする必要は減り、「早起きして観戦」する健康的なスタイルになりそうです。 - 2025年の予選は「夜」が中心:
現在行われているアジア最終予選は、ホーム戦なら19時台、オーストラリア戦なら20時台と、観やすい時間が続きます。ただし中東アウェイ戦だけは深夜になる可能性があるので注意が必要です。 - 決勝戦は祝日の朝かも?:
2026年W杯の決勝は、日本時間の7月20日(月・祝)の朝になる可能性が高く、リアルタイムで見届けやすい日程です。
キックオフ時間を事前に把握しておけば、仕事の調整をしたり、睡眠リズムを整えたりと、万全の体制で応援することができます。予選の突破、そして本大会での日本代表の躍進を、最高のコンディションで応援しましょう。
まずは、直近の予選日程をカレンダーに登録して、テレビの前で声援を送る準備を始めてみてください。


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