2026年6月30日に行われるサッカー日本代表対ブラジル代表の一戦は、FIFAワールドカップ2026のラウンド32という、負けた時点で大会を去ることになる重要な試合です。
日本代表はグループFを1勝2分の2位で通過し、グループCを2勝1分で首位通過したブラジル代表と対戦することになりましたが、単純に個人能力だけを比較するとブラジルが優位でも、日本には組織的な守備、素早い攻守の切り替え、複数の選手が連動する速攻によって勝機を作れる余地があります。
ブラジル戦の特徴を理解するには、ヴィニシウス・ジュニオールを中心とした左サイドの突破力だけでなく、中央で起点を作るマテウス・クーニャ、ボールを失った直後の素早い奪回、左右のサイドバックが攻撃参加した裏に生まれる空間まで見ることが大切です。
ここでは、6月30日の日本代表戦の日程や放送予定、ブラジル代表の攻撃パターン、日本が警戒したい選手、森保ジャパンが勝利へ近づくための戦い方、延長戦やPK戦まで含めた観戦ポイントを整理し、試合をより深く楽しむための材料を紹介します。
6月30日の日本代表対ブラジル戦で注目したい特徴

日本代表対ブラジル代表の最大の特徴は、ボールを持つブラジルと、相手を引き込んで空いたスペースを狙う日本という構図になりやすい点です。
ただし、日本が最初から自陣深くへ下がり続けると、ブラジルに何度も攻撃をやり直す時間を与えるため、守備ブロックを整えるだけでなく、前線から圧力をかける場面と自陣で耐える場面を使い分けなければなりません。
試合の流れを読む際は、ボール保持率やシュート数だけを見るのではなく、日本がどの位置でボールを奪えているか、ブラジルのサイドバックの背後へ何回進入できているか、失点せずに序盤を進められているかに注目すると両チームの狙いが見えやすくなります。
試合日程
日本代表対ブラジル代表は、現地時間2026年6月29日正午、日本時間では6月30日午前2時にヒューストン・スタジアムでキックオフされる予定で、日本で観戦する場合は月曜日の深夜から火曜日の早朝にかけて行われる試合になります。
開催地のヒューストンと日本には14時間の時差があるため、FIFAなどの海外向け日程では6月29日と表示される一方、日本向けの日程表では6月30日と記載される点に注意が必要です。
| 項目 | 試合情報 |
|---|---|
| 大会 | FIFAワールドカップ2026ラウンド32 |
| 対戦カード | ブラジル代表対日本代表 |
| 日本時間 | 2026年6月30日午前2時 |
| 現地時間 | 2026年6月29日正午 |
| 会場 | ヒューストン・スタジアム |
| 試合形式 | 一発勝負のノックアウト方式 |
試合はグループステージと異なり、90分終了時点で同点の場合は延長戦へ進み、それでも決着しなければPK戦によって勝者を決めるため、両監督は先発だけでなく延長戦まで見据えた交代枠の使い方を考える必要があります。
日本代表は6月26日にスウェーデン代表と対戦してから中3日でブラジル戦を迎えるため、疲労の回復、負傷者の状態、暑さへの対応が先発メンバーや試合中の運動量に影響する可能性があります。
試合日時や会場は変更される場合もあるため、観戦直前にはFIFA公式の試合日程や放送事業者の番組表で最新情報を確認することが大切です。
グループ成績
日本代表はグループFでオランダ代表と2対2で引き分け、チュニジア代表に4対0で勝利し、最終節のスウェーデン代表戦を1対1で終えたことで、1勝2分の勝点5を獲得して2位通過を決めました。
3試合で7得点を記録したことは、日本が守備だけで勝ち上がったわけではなく、前線の連動、ウイングバックの攻撃参加、複数の得点源を生かしてゴールへ進めるチームであることを示しています。
- オランダ戦は2対2
- チュニジア戦は4対0
- スウェーデン戦は1対1
- 1勝2分で勝点5
- グループFを2位通過
ブラジル代表はモロッコ代表と1対1で引き分けた後、ハイチ代表とスコットランド代表にいずれも3対0で勝利し、2勝1分の勝点7でグループCの首位に立ちました。
ブラジルは3試合で7得点1失点という安定した成績を残しており、個人技による得点だけでなく、守備から攻撃へ移る際の速さや、相手に決定機を作らせない試合管理能力も高いと考えられます。
日本が互角の展開へ持ち込むには、ブラジルがグループステージで見せた得点力を警戒しながらも、相手が常に完璧だったと捉えず、モロッコ戦でボールを前進させにくかった時間帯や、攻撃人数を増やした際に生じる背後の空間を利用する必要があります。
左サイドの突破
ブラジル代表の攻撃で最初に警戒したいのは、ヴィニシウス・ジュニオールが主に位置する左サイドで、縦への加速、内側への切り返し、味方とのワンツーを使い分けながら守備者に複数の選択肢を突きつけてきます。
ヴィニシウスはグループステージの3試合すべてで得点を記録しており、スコットランド戦では2ゴールを挙げたため、日本が一対一の対応だけで完全に止めようとすると、守備者が抜かれた瞬間に大きな決定機を作られる危険があります。
日本は右ウイングバックと右センターバックの距離を狭くし、さらにボランチが内側のパスコースを消すことで、ヴィニシウスをタッチライン側へ誘導し、ゴールへ直線的に向かわせない守り方を選ぶことが現実的です。
ただし、複数人がヴィニシウスへ集まりすぎると、中央や逆サイドにいる選手が空くため、ボール保持者へ寄せる選手と周囲のパスコースを管理する選手の役割を明確にする必要があります。
ヴィニシウスが低い位置まで下がってボールを受けた場合は無理に追いかけず、前を向いて加速する瞬間に圧力を強めることで、日本は守備陣形を大きく崩さずに対応しやすくなります。
観戦時にはヴィニシウスのドリブル回数だけでなく、日本の右サイドが内側への進入を何回防げているか、ブラジルの左サイドバックが追い越した時に誰が対応しているかを見ると、守備の成否を判断できます。
中央の起点
ブラジル代表はサイドのドリブルが注目されやすい一方で、中央に入るマテウス・クーニャがパスを収め、相手センターバックを引きつけて周囲の選手へつなぐ攻撃も大きな特徴です。
クーニャはグループステージで3得点を挙げており、ペナルティーエリア内で待つだけでなく、中盤まで下がってボールを受けたり、相手最終ラインの手前で前を向いたりできるため、日本のセンターバックは対応を迷わされます。
センターバックがクーニャを追って前へ出すぎれば背後へヴィニシウスや別のアタッカーが走り込み、追わずに待てばクーニャが前を向いてシュートやスルーパスを選べるため、ボランチとの受け渡しが重要です。
日本は中央のパスを完全に消そうとするのではなく、クーニャがゴールに背を向けた状態で受けるように誘導し、最初のコントロールが大きくなった瞬間に複数人で挟み込む形を作りたいところです。
クーニャへ縦パスが入る前にパスの出し手へ圧力をかけられれば、正確な足元のパスや背後へのボールを減らせるため、前田大然や上田綺世をはじめとする前線の守備も失点を防ぐうえで大きな意味を持ちます。
中央でボールを奪えればブラジルのサイドバックが前進した状態で速攻を始められるため、守備のために中央を閉じることが、そのまま日本の有効な攻撃ルートにつながります。
即時奪回
ブラジル代表は攻撃中にボールを失ってもすぐ自陣へ戻るのではなく、ボールに近い選手が素早く寄せ、周囲の選手が日本の短いパスコースを消すことで、その場でボールを奪い返そうとします。
この即時奪回が機能すると、日本はボールを奪った直後に再び失い、守備陣形が整っていない状態で二次攻撃を受けるため、最初の守備を防いだ後ほど集中が必要になります。
日本がボール奪取後に安全な横パスだけを選ぶと、ブラジルの選手に囲まれて逃げ場を失いやすいため、前線への縦パス、逆サイドへの大きな展開、相手の背後へ出すボールを状況に応じて使い分けることが重要です。
特に鎌田大地や田中碧など中盤でボールを受ける選手には、受けてから周囲を探すのではなく、守備中から次に空く場所を把握し、少ないタッチ数でブラジルの圧力を外す判断が求められます。
一度ブラジルの包囲を越えれば、相手の中盤と最終ラインの間に広い空間が生まれる可能性があるため、日本にとって即時奪回を外す最初のパスは、単なるボール保持ではなく得点機を作る起点になります。
ブラジル戦では日本がボールを保持した時間の長さよりも、奪った後の2本目や3本目のパスを味方へつなげられた回数が、攻撃を成立させられているかを測る材料になります。
最終ライン
ブラジル代表の最終ラインは対人守備の強さ、スピード、空中戦への対応力を備えており、日本が単純なロングボールだけで何度も競り勝つ展開を期待するのは難しいと考えられます。
一方で、センターバックが前線の選手へ強く出てくる特徴を利用し、上田綺世や小川航基が中央から少し外れた位置へ動いて守備者を引き出せれば、その背後へシャドーやウイングバックが走り込む空間を作れます。
日本は前線の選手へ足元のパスを入れるだけでなく、一度ボールを戻してから逆方向へ展開する動きを組み合わせ、ブラジルの守備者が前へ出るのかラインを保つのか迷う状況を増やしたいところです。
ブラジルのサイドバックが高い位置へ進出した直後は、センターバックが広い範囲を守ることになるため、日本のサイドアタッカーが最初から外側に張るのではなく、中央から斜めに背後へ走る形が有効になる可能性があります。
速攻時に最初のシュートを無理に選ぶとブラジルの守備者にブロックされやすいため、ペナルティーエリアへ進入してから逆サイドの味方を見る余裕を持ち、守備者の視線を動かすことも必要です。
ブラジルの守備力が高いことは間違いありませんが、守備者を一人ずつ突破しなければ得点できないわけではなく、動き直しと短いパスによって相手の立ち位置をずらすことが日本の現実的な攻略法です。
日本の可変布陣
日本代表はスウェーデン戦で3バックを基本とする布陣を採用しましたが、攻撃時にはウイングバックが前進し、中盤の選手が最終ライン付近まで下がることで、状況に応じて立ち位置を変えています。
ブラジル戦でも守備時は5人が横幅を管理する形を作り、攻撃時は片方のウイングバックを高く上げるなど、ボールの位置に合わせて人数配置を変える可能性があります。
可変布陣の利点は、ブラジルの前線に対して数的優位を作りながら、ボールを奪った後にはサイドへ攻撃の出口を用意できることですが、選手の移動が遅れると中盤に大きな空間が生まれます。
特に左右両方のウイングバックが同時に前進すると、ボールを失った瞬間にセンターバックが広い範囲を守らなければならないため、逆サイドの選手が残るバランス管理が欠かせません。
日本は90分間同じ位置から守り続けるより、相手のビルドアップが不安定な時間帯には前から圧力をかけ、ブラジルが圧力を外した時には素早く自陣へ戻る柔軟性を持つことで失点の危険を抑えられます。
観戦中は画面に映るボールだけでなく、日本の逆サイドにいるウイングバックやボランチの位置を見ると、次に前から奪いに行くのか、守備ブロックを作るのかを予測しやすくなります。
先制点の重要性
一発勝負のブラジル戦では先制点の価値が非常に高く、日本が先に得点できればブラジルは攻撃人数を増やす必要が生じ、サイドバックや中盤の背後に速攻を仕掛けられる空間が広がります。
反対に日本が早い時間に失点すると、守備を固めて相手の焦りを誘う展開を作りにくくなり、ブラジルの即時奪回を受けながら自分たちからボールを前進させなければなりません。
ただし、先制されたからといってすぐに全員が前へ出れば追加点を奪われる危険があるため、日本は試合の残り時間を見ながら、攻撃の人数を段階的に増やす冷静さが必要です。
日本が先制した場合も自陣に下がりきるのではなく、前線に走力のある選手を残してブラジルのセンターバックへ圧力をかけ、相手が安心して攻撃を組み立てられない状態を維持することが重要です。
0対0の時間が長くなれば、優勝候補として勝利を求められるブラジル側に焦りが生まれる可能性があり、日本にとっては前半を無失点で終えること自体が試合の心理的な流れを変える材料になります。
ブラジル戦では得点が入った瞬間だけでなく、その後の5分から10分に両チームがどのように立ち位置を変えるかを見ると、監督が次の展開をどう考えているかを読み取りやすくなります。
ブラジル代表の攻撃を読み取るポイント

ブラジル代表の攻撃は、優れたドリブラーへボールを預けるだけの単純な形ではなく、サイドで相手を引きつけて中央へ戻す動き、センターフォワードが下がって作る空間、逆サイドの選手がゴール前へ入る動きが連続して起こります。
日本が最初のドリブルを止めても、こぼれ球やバックパスから攻撃をやり直されるため、一つの守備対応が成功しただけで集中を緩めないことが大切です。
ブラジルがどこから前進し、誰が最後にペナルティーエリアへ入るのかを把握すれば、日本が守るべき場所とボールを奪える瞬間が見えやすくなります。
左サイドの連係
ブラジルの左サイドでは、ヴィニシウスが外側に張って一対一を作るだけでなく、内側へ移動して相手の右センターバックとボランチの間でボールを受ける形も見られます。
ヴィニシウスが内側へ入った際は左サイドバックが外側を追い越し、中央の選手が後方からパスを出せる位置へ移動するため、日本は一人の動きにつられず複数の進路を管理する必要があります。
- ヴィニシウスの縦突破
- 内側へのカットイン
- 左サイドバックの追い越し
- クーニャとのワンツー
- 逆サイドへの展開
日本の右ウイングバックがサイドバックの攻撃参加へ対応し、右センターバックがヴィニシウスの内側への進入を管理できれば、ブラジルをゴールから遠い位置へ追い出しやすくなります。
ボランチまでサイドへ寄りすぎるとペナルティーエリア正面が空くため、サイドの数的優位を作る選手と中央を守る選手を途中で入れ替えず、声を掛けながら役割を継続することが重要です。
ブラジルの左サイド攻撃を抑えた後は、前進した左サイドバックの背後へ日本の右サイドアタッカーが走り、少ないパス数で相手ゴールへ向かうことが有効な反撃になります。
進入する場所
ブラジルはタッチライン際からクロスを上げるだけでなく、サイドと中央の間にあるハーフスペースへ選手を立たせ、そこからラストパスやシュートを狙います。
ハーフスペースで前を向かれると、センターバックが寄れば中央のマークが空き、寄らなければペナルティーエリアへ進入されるため、日本はボランチが早い段階で相手の前進を遅らせる必要があります。
| 進入地点 | ブラジルの狙い | 日本の対応 |
|---|---|---|
| 左タッチライン際 | ヴィニシウスの突破 | 外側へ誘導 |
| 左ハーフスペース | カットインとスルーパス | ボランチが管理 |
| 中央 | クーニャの起点 | 前を向かせない |
| 右サイド | 逆展開からの突破 | 素早く横移動 |
| ペナルティーエリア手前 | ミドルシュート | シュートコースを限定 |
日本が中央を固めすぎるとブラジルは一度外側へボールを出し、日本の守備陣が横へ移動した瞬間に再び中央へ戻してくるため、ボールの往復に合わせた連続的なスライドが必要です。
ブラジルの選手は狭い場所でもボールを失わず、短いパスから急にスピードを上げられるため、日本は奪い切れない場面で無理に足を出さず、次のパスコースを限定する判断も求められます。
守備を成功させる基準はボールをすぐ奪うことだけではなく、ブラジルを後方へ戻し、攻撃を最初からやり直させることも含まれます。
セットプレー
流れの中の攻撃を耐えたとしても、ブラジルへコーナーキックやゴールに近い位置のフリーキックを何度も与えると、競り合いの強さやキック精度によって失点する危険が高まります。
日本はヴィニシウスのドリブルを止める際に不用意な接触を避け、ペナルティーエリア付近で相手に倒れるきっかけを与えないことが重要です。
コーナーキックでは最初にボールへ触る選手だけでなく、競り合いからこぼれたボールを拾うブラジルの中盤にも注意し、日本の選手がペナルティーエリア外へ素早く出られる準備を整えなければなりません。
日本が全員をゴール前へ戻すとクリア後に再び攻撃を受けやすいため、前線へ一人を残して相手の守備者を自陣側へ引き止める選択も試合展開によって有効になります。
一方で日本にとってもセットプレーは大きな得点機であり、流れの中でブラジルの守備を崩し切れない場合は、質の高いキックとニアへの動き、ファーサイドでの折り返しを組み合わせたいところです。
日本代表が勝機を作る戦い方

日本代表がブラジル代表に勝つためには、90分間すべての局面で上回ろうとするのではなく、守備を安定させる時間、前から奪いに行く時間、少ない人数で速攻する時間を明確に分けることが重要です。
相手にボールを持たれること自体を失敗と捉える必要はありませんが、ペナルティーエリア周辺へ簡単に進入させず、奪った後に相手ゴールへ向かえる位置と人数を残さなければ、守るだけの展開になります。
日本の強みである走力と連動性を生かしながら、ブラジルの個人技に対して数的優位を作ることが、番狂わせを現実にする基本方針です。
守備ブロック
日本の守備は5人が最終ラインへ並ぶだけでは十分ではなく、その前にいる中盤の選手が中央への縦パスを消し、ブラジルを外側へ誘導する二重の構造を作る必要があります。
最終ラインと中盤の距離が広がると、クーニャやヴィニシウスがその間で前を向けるため、全体が同じタイミングで前後へ移動することが欠かせません。
| 守備の局面 | 日本の優先事項 |
|---|---|
| ブラジルの後方保持 | 中央へのパスを限定 |
| サイドへの展開 | 外側へ追い込む |
| ハーフスペースへの進入 | ボランチが前をふさぐ |
| ペナルティーエリア周辺 | シュートコースを消す |
| ボール奪取直後 | 縦か逆サイドへ運ぶ |
前線の選手がブラジルのセンターバックへ寄せても、中盤が連動せず後方へ残れば、その間にパスを通されるため、一人だけで追い回さないことが大切です。
反対に全体が前へ出る準備を整えられた場面では、バックパスを合図に圧力を強め、ブラジルの選手を自陣ゴール方向へ向かせることでミスを誘えます。
守備ブロックを低く設定する時間が長くなった場合は、クリアを相手へ返すだけにせず、前線の選手が体を張って数秒でもボールを保持し、守備陣が押し上げる時間を作る必要があります。
速攻ルート
日本が最も得点へ近づきやすいのは、ブラジルの攻撃中にボールを奪い、相手の守備人数がそろう前にサイドバックの背後へ進入する場面です。
中央で奪った場合は一度サイドへ逃げるだけでなく、前線の選手が相手センターバックの間や外側へ走り、パスを出す選手へ複数の選択肢を示す必要があります。
- 右サイドバックの背後
- 左サイドバックの背後
- センターバックの外側
- ボランチの背後
- 逆サイドへの大きな展開
前田大然のスピード、伊東純也の縦への推進力、堂安律の内側でのプレー、上田綺世の背後へ抜ける動きなどを組み合わせれば、ブラジルの守備者へ異なる種類の対応を迫れます。
速攻を急ぎすぎて孤立した選手へ難しいパスを出すと、ブラジルの即時奪回を受けるため、最初の縦パスが難しい場合は一度ボールを横へ逃がし、後方から走り込む選手を待つ判断も必要です。
日本が速攻を成功させるための条件は走る人数の多さだけではなく、ボール保持者が早く前を向き、相手の守備者が戻る前に正確なパスを出せることです。
選手交代
ブラジル戦が接戦になれば、後半の選手交代が勝敗へ大きく影響し、森保一監督には疲労した選手を替えるだけでなく、相手の配置や試合展開に合わせて役割を変える判断が求められます。
前半から高い強度で守ったウイングバックやボランチは後半に運動量が落ちやすいため、相手のドリブラーへ対応できる走力を維持するには早めの交代も選択肢になります。
得点が必要な展開では、中央で競り合えるフォワードとスピードのあるサイドアタッカーを同時に起用し、クロスだけでなくセカンドボールからの攻撃を増やす方法があります。
リードしている展開では守備者を単純に増やすだけでなく、前線にボールを運べる選手を残し、ブラジルが全員で攻め込めない状況を作ることが重要です。
延長戦に入る可能性も考えると、90分までに交代枠をすべて使い切るのか、延長で流れを変えられる選手を残すのかという判断も、監督の試合設計を読み取る観戦ポイントになります。
観戦前に押さえたい試合情報

日本対ブラジルを楽しむには、両チームの戦術だけでなく、日本時間のキックオフ、ライブ配信の確認、延長戦へ進んだ場合の終了時刻なども事前に把握しておくと安心です。
午前2時開始の試合は通常の夜の代表戦とは観戦環境が異なるため、開始直前に配信サービスへ接続するのではなく、ログイン状況や視聴端末を早めに確認することが大切です。
また、先発メンバーは負傷者の状態や中3日の日程によって変わる可能性があるため、過去の試合と同じ布陣になると決めつけず、発表された配置から狙いを考えると試合を深く見られます。
放送予定
2026年6月30日の日本代表対ブラジル代表は、DAZNでライブ配信される予定であり、大会全試合を配信するサービスの番組表から対象試合を選択できます。
地上波や衛星放送の予定は直前に追加または変更される可能性があるため、テレビで観戦したい場合は当日の電子番組表や各放送局の公式発表も確認する必要があります。
| 項目 | 予定 |
|---|---|
| キックオフ | 6月30日午前2時 |
| ネット配信 | DAZN |
| 配信開始 | 番組表で要確認 |
| 地上波 | 最新の番組表で確認 |
| 見逃し配信 | サービス内で確認 |
DAZNではFIFAワールドカップ2026の全試合が配信されており、日本代表戦についてもライブ視聴の対象と案内されていますが、利用条件や料金、無料視聴の対象範囲は契約前に確認してください。
スマートフォンからテレビへ映す場合は、通信環境や対応機器によって映像が途切れることがあるため、試合開始前に別の映像で再生状態を試しておくと安心です。
放送と配信に関する最終的な情報はDAZNの大会ページや公式番組表で確認し、古い親善試合のブラジル戦と混同しないよう日付と大会名も確かめましょう。
注目選手
ブラジル代表ではヴィニシウス・ジュニオールとマテウス・クーニャがグループステージで得点を重ねており、日本の守備が最初に警戒すべき選手です。
さらにエステヴァンのように狭い場所で仕掛けられる選手や、長期離脱から代表へ戻ったネイマールなど、途中出場から試合のテンポを変えられる選択肢もあります。
- ヴィニシウス・ジュニオール
- マテウス・クーニャ
- エステヴァン
- ネイマール
- 前田大然
- 鎌田大地
- 堂安律
- 鈴木彩艶
日本ではスウェーデン戦で得点した前田大然の走力、中央で攻撃を組み立てる鎌田大地、守備から攻撃へつなぐ田中碧、ゴール前で得点を狙う上田綺世などに注目が集まります。
ブラジルが日本陣内へ押し込む時間が長くなれば、鈴木彩艶のセービングだけでなく、クロスへの判断やキャッチ後の素早い配球も速攻を始める重要な要素になります。
両チームの登録メンバーや背番号は変更情報が反映される場合があるため、FIFAの日本代表選手ページなどで試合前に確認すると選手交代の意図を追いやすくなります。
延長戦とPK戦
ラウンド32は引き分けで終了することがないため、90分で同点なら前後半各15分の延長戦を行い、それでも同点の場合はPK戦へ進みます。
午前2時に始まる試合が延長戦とPK戦まで続けば、日本時間の午前4時台までかかる可能性があるため、最後まで観戦する場合は翌朝の予定も考えておく必要があります。
延長戦では疲労によって両チームの中盤に空間が広がりやすくなり、日本の途中出場選手が走力を生かしてブラジルの守備陣へ仕掛ける機会が増える可能性があります。
一方でブラジルもベンチに高い個人能力を持つ選手をそろえているため、日本は90分を守り切ることだけを目的にせず、延長戦で得点を奪うための体力と交代枠を残す必要があります。
PK戦ではキッカーの技術に加え、GKの読み、蹴る順番、直前までプレーしていた選手の疲労、会場の雰囲気が影響するため、試合終盤の交代がPK戦を想定したものかにも注目できます。
ブラジル戦は守備の我慢と速攻の精度が鍵になる
6月30日の日本代表対ブラジル代表は、日本時間午前2時にヒューストンで行われるFIFAワールドカップ2026ラウンド32の一戦であり、90分で決着しなければ延長戦とPK戦へ進むノックアウト方式の試合です。
ブラジルはヴィニシウス・ジュニオールの左サイド突破、マテウス・クーニャの中央での起点、ボールを失った直後の即時奪回を強みとするため、日本は一対一だけで対応せず、複数人の距離を保ちながら内側への進入を防ぐ必要があります。
日本の勝機は、自陣へ下がって耐えるだけではなく、ブラジルのサイドバックが前進した背後へ素早くボールを運び、前田大然や伊東純也などの走力、上田綺世の抜け出し、鎌田大地や堂安律のパスを得点機へ結びつけることにあります。
序盤を無失点で進めること、奪った後の最初のパスを失わないこと、先制点の前後に陣形を崩さないこと、延長戦まで見据えて交代選手を活用することができれば、日本は優勝候補のブラジルを相手に接戦へ持ち込み、ラウンド16進出を狙えるでしょう。



