中学生のサッカーコートサイズとは?縦横の長さや大人用との違い

中学生のサッカーコートサイズとは?縦横の長さや大人用との違い
中学生のサッカーコートサイズとは?縦横の長さや大人用との違い
サッカー豆知識

小学校を卒業し、中学生になるとサッカーの環境は大きく変化します。8人制から11人制への移行はもちろんですが、選手や保護者が最初に驚くのはその「広さ」ではないでしょうか。中学生になると、サッカーコートサイズは小学生時代に比べて格段に大きくなり、大人と同じ規格でプレーすることになります。ピッチが広がることで、求められる体力や技術、戦術も大きく変わってくるのです。

「中学生のサッカーコートサイズは具体的に何メートルなのか?」「ゴールやボールの大きさはどう変わるのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。また、これから中学生になる選手にとっては、その広さに対応できるか不安を感じることもあるかもしれません。正しい規格を知り、変化を前向きに捉えることが成長への第一歩です。

この記事では、中学生年代(U-15)で使用されるサッカーコートの正式なサイズや、小学生用との具体的な違い、そして広くなったコートで活躍するために必要なポイントをわかりやすく解説します。規格の数字だけでなく、実際の試合や練習で役立つ実践的な知識も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

中学生サッカーのコートサイズは「大人と同じ」が基本

中学生になると、サッカーコートのサイズは基本的に「一般用(大人用)」と同じ規格になります。これは、中学生年代が身体的にも大きく成長する時期であり、国際的な基準に則った11人制サッカーを行うためのステップアップとして位置づけられているためです。まずは、日本サッカー協会(JFA)や国際的なルールで定められている具体的な数値を見ていきましょう。

日本サッカー協会(JFA)の規定サイズ

日本サッカー協会の競技規則において、中学生以上のサッカーコート(フィールド)の大きさは一定の範囲内で定められています。具体的には、縦(タッチライン)の長さが90m〜120m、横(ゴールライン)の長さが45m〜90mとされています。この範囲内であれば、公式な試合を行うことが認められています。

この規定には幅がありますが、これは必ずしもすべてのグラウンドが同じ大きさではないことを意味しています。土地の形状や広さに応じて柔軟に対応できるようになっているのです。しかし、正方形に近い形は認められておらず、必ず縦のラインが横のラインよりも長くなければならないというルールがあります。

中学生の大会であっても、地方予選や会場の都合によっては、この規定の範囲内で最小サイズに近いコートで行われることもあれば、最大サイズに近い広大なピッチで試合をすることもあります。まずは「ある程度の幅がある」ということを理解しておきましょう。

国際規格と標準的な「105m×68m」

規定には幅がありますが、プロの試合や国際大会、そして全国大会などの主要な試合では「標準サイズ」と呼ばれる統一された規格が採用されることがほとんどです。そのサイズが、縦105m × 横68mです。Jリーグのスタジアムやワールドカップで使用されるピッチも、基本的にはこのサイズで作られています。

中学生年代でも、県大会の決勝や全国大会など、整備された競技場で行われる試合では、この105m×68mというフルサイズのピッチでプレーすることになります。この広さは、実際に立ってみると想像以上に広大で、端から端まで走るだけでもかなりの体力を消耗します。

日頃の練習試合などでは少し小さめのコートで行っていても、公式戦の大一番ではこの国際規格サイズになることが多いため、選手たちはこの広さの感覚を養っておく必要があります。特に横幅の68mは、サイドチェンジのパスを通すのに高いキック力が求められる距離感となります。

大会や会場によって大きさが違う理由

なぜサッカーコートにはサイズの幅が設けられているのでしょうか。その大きな理由は、会場となるグラウンドの事情にあります。日本国内には数多くのサッカースペースがありますが、すべての会場が105m×68mの正規サイズと、その周囲の十分な余白(ランオフエリア)を確保できるわけではありません。

特に中学校の校庭や、河川敷のグラウンド、市民運動広場などは、土地の制約上、正規サイズよりもひと回り小さくラインを引かざるを得ない場合があります。そのため、ローカルな大会やリーグ戦の一部では、会場の最大確保可能なサイズに合わせてコートを作ることが許容されています。

また、中学生の成長段階を考慮して、あえて少し小さめのサイズで大会運営を行う地域もあります。身体がまだ出来上がっていない中学1年生の時期などは、フルコートだと運動負荷が高すぎて技術発揮が難しくなるため、縦100m×横60m程度に調整して試合の質を担保するという考え方です。

ペナルティエリアなどの各ラインも一般規格へ

コートの外枠だけでなく、内部のラインもすべて大人と同じ規格に変わります。特に重要なのがペナルティエリアとゴールエリアの大きさです。ペナルティエリアはゴールポストの内側から左右に16.5m、ゴールラインから前方に16.5mの長方形となります。小学生用に比べてかなり広くなるため、守備側はエリア内でのファウルに一層注意が必要になります。

ペナルティマーク(PKを蹴る地点)までの距離も、ゴールラインから11mとなります。小学生の8mから3mも遠くなるため、キッカーにとってはプレッシャーが増し、ゴールキーパーにとっては反応するための時間がわずかに増えることになります。この距離感の変化も、中学生になりたての選手が適応すべきポイントの一つです。

センターサークルの半径も9.15mとなり、キックオフの際に相手選手が近づけない距離が広がります。また、フリーキックの際に壁が下がる距離も9.15mです。これらの数値はすべて「10ヤード」という単位が基準になっていますが、試合中の距離感を掴むためには、練習からこの正規の距離を意識することが大切です。

小学生(8人制)と中学生(11人制)の大きさを比較

中学生になって最も戸惑うのが、小学生時代の8人制サッカーとのギャップです。人数が3人増える以上に、コートや用具のサイズアップがプレーに大きな影響を与えます。ここでは、具体的にどれくらい大きくなるのかを比較してみましょう。

面積は約2倍?縦と横の長さの違い

小学生の8人制サッカーの標準的なコートサイズは、縦68m×横50mです。これを中学生(大人)の標準サイズである縦105m×横68mと比較してみましょう。縦の長さは約1.5倍になり、横幅も18m広がります。数字だけ見るとそこまでの違いを感じないかもしれませんが、面積で考えると大きな差があります。

8人制コートの面積は約3,400平方メートルですが、11人制のフルコートは約7,140平方メートルとなり、なんと面積は2倍以上に広がります。人数が11人に増えたとしても、一人当たりがカバーしなければならないスペースは確実に広くなっているのです。

この「広さ」は、攻守の切り替え時に特に実感します。一度攻め上がってから自陣のゴール前まで戻る距離が長くなるため、サボらずに走り続ける走力がなければ、チームとして機能しなくなってしまいます。小学生の頃と同じ感覚で走っていると、試合の後半にはガス欠になってしまうことも珍しくありません。

ゴールの大きさが「幅7.32m」に拡大

フィールドプレーヤーだけでなく、ゴールキーパーにとっても環境は激変します。小学生用のゴールは幅5m×高さ2.15mですが、中学生からは一般用の幅7.32m×高さ2.44mを使用します。横幅で2m以上、高さも約30cm大きくなるのです。

この変化は非常に大きく、小学生用ゴールであれば届いていたシュートが、大人用ゴールでは届かないというシーンが頻発します。特に身長が伸びきっていない中学1年生のゴールキーパーにとって、クロスバーの高さやゴールの隅を守ることは非常に困難な課題となります。

一方で、シューターにとってはゴールが大きく見えるため、得点のチャンスが広がったように感じるかもしれません。しかし、ゴールキーパーも成長と共に手足が長くなり、ポジショニングも良くなるため、簡単には決まらなくなります。ゴールが大きくなることで、よりコースを狙った正確なシュート技術が求められるようになります。

ボールが5号球に変わることの影響

コートサイズの話と合わせて忘れてはならないのが、使用するボールが4号球から5号球に変わることです。5号球は4号球に比べて直径で約1.5cm大きく、重さも数十グラム重くなります。わずかな違いに思えますが、実際に蹴ってみるとその重量感の違いは明らかです。

重くなったボールを、広くなったコートの端から端まで蹴るには、小学生時代とは異なる身体の使い方が必要になります。単に脚の力だけで蹴ろうとすると、ボールは飛ばず、最悪の場合は股関節や膝を痛める原因にもなります。体幹を使った正しいフォームで蹴ることが、中学生年代ではより重要になってきます。

また、ボールが大きくなることで空気抵抗も変わり、ロングキックの弾道やパスのスピード感も変化します。ヘディングの際の衝撃も強くなるため、首周りの筋力強化や正しい落下地点に入る予測能力も、怪我を防ぐためには欠かせない要素となります。

比較表で見る具体的な数値の違い

これまでの情報を整理するために、小学生(8人制)と中学生(一般11人制)の規格の違いを以下の表にまとめました。具体的な数字を見比べることで、その変化の大きさをより具体的にイメージできるはずです。

項目 小学生(8人制) 中学生(11人制・一般)
コートサイズ(標準) 縦68m × 横50m 縦105m × 横68m
ゴールサイズ 幅5m × 高さ2.15m 幅7.32m × 高さ2.44m
ボールサイズ 4号球 5号球
ペナルティエリア 12m 16.5m
PKマークの距離 8m 11m
センターサークル半径 7m 9.15m

補足:小学生8人制のコートサイズは、実は大人用コートの半分(縦68m×横50mを2面並べると、大人用の横68m×縦100m程度になる)を基準に設計されています。そのため、中学生になってコートが「倍になる」という感覚は、あながち間違いではないのです。

コートが広くなることで変わるプレーと戦術

コートサイズが物理的に大きくなることは、単に走る距離が増えるだけでなく、サッカーという競技の質そのものを変化させます。スペースが広がることで何が起きるのか、戦術やプレー面での具体的な変化を見ていきましょう。

圧倒的に増える運動量とスタミナの重要性

最も顕著な変化は運動量です。コートが広くなると、攻守の切り替え(トランジション)において移動しなければならない距離が長くなります。ボールを奪われた瞬間に全速力で戻り、ボールを奪い返したら再びゴール前へ駆け上がる。この往復運動(スプリント)の回数と距離が、小学生時代とは比較にならないほど増加します。

中学生年代では、後半の終盤になっても走り切れるスタミナが勝敗を分ける大きな要因となります。また、単に長く走る持久力だけでなく、広いスペースを瞬時に埋めるためのスピードや、それを何度も繰り返すことができる「間欠性持久力」の強化が必須となります。日々のラントレやフィジカルトレーニングの意味が、ここで大きく問われることになります。

パスを遠くまで飛ばす「キック力」の壁

ピッチが広くなると、当然ながら味方選手との距離も遠くなります。サイドチェンジ(逆サイドへの展開)や、ディフェンスラインの裏を狙うロングパスなど、30m、40mといった長い距離のパスを通す機会が増えます。しかし、5号球は重く、距離を出すには技術が必要です。

多くの新中学1年生が最初にぶつかる壁が、この「キック力」です。ボールが飛ばないためにパスがカットされたり、苦し紛れのショートパスしか選択できずに相手に追い込まれたりすることがあります。力任せに蹴るのではなく、ボールの中心を正確に捉え、体重を乗せて蹴る技術を習得することが、広いコートを攻略する鍵となります。

スペースが広がることで生まれる戦術の幅

コートが広くなることは、攻撃側にとって「使えるスペースが増える」ことを意味します。小学生のコートでは密集して団子状態になりやすかったプレーも、11人制の広いピッチでは選手同士の間隔が広がり、より戦術的な駆け引きが可能になります。

例えば、サイドの選手が幅(ワイド)をとることで相手の守備を広げ、中央にスペースを作るといった動きや、ボールを持っていない選手が遠くから走り込んでパスを受ける「3人目の動き」などがより効果を発揮します。個人のドリブル突破だけでなく、ピッチ全体を使ったパスワークやポジショニングで崩すという、サッカー本来の戦術的な面白さが深まるのもこの時期です。

ゴールキーパーに求められる守備範囲の拡大

ゴールキーパーにとっても、コートの拡大は役割の変化をもたらします。ディフェンスラインが高く設定されると、キーパーとディフェンスラインの間に広大なスペースが生まれます。相手のロングボールに対して、キーパーがペナルティエリアを飛び出してクリアする「スイーパー」のような役割が求められる機会が増えます。

また、ゴールが大きくなったことで、シュートに対するポジショニングの精度がよりシビアになります。小学生用ゴールでは真ん中に立っていればある程度防げたシュートも、大人用ゴールでは少し位置がずれるだけで届かないコースが生まれます。前後のポジショニングや、クロスボールへの対応範囲など、守るべき空間が立体的かつ広範囲になることを理解しなければなりません。

実際の中学校グラウンドや練習環境のリアル

ここまで公式規格について解説してきましたが、すべての選手が常に素晴らしい環境でサッカーができるわけではありません。実際の中学校の部活動やクラブチームの練習環境には、様々な「リアル」が存在します。理想と現実のギャップを知っておくことも大切です。

校庭では正規サイズが取れないことも多い

公立中学校の校庭などでは、野球部や陸上部とグラウンドを共有しているケースが多く、サッカー部が使えるスペースが限られていることがよくあります。そのため、練習では正規サイズの半分の大きさでミニゲームを行ったり、縦の長さを90m以下に縮めてゴールを設置したりすることが日常的です。

また、公式戦の会場となる学校のグラウンドでも、物理的に縦105mが取れず、縦90m×横60mといった「最小許容サイズ」に近い環境で試合が行われることもあります。このような狭いコートでは、プレスの強度が上がりやすく、パスをつなぐ時間が短くなるため、より素早い判断が求められる「ガチャガチャした展開」になりがちです。

狭いコートでの練習と公式戦のギャップ対策

普段狭いコートで練習しているチームが、大会でいきなり広大な人工芝の正規サイズコートで試合をすると、距離感の違いに戸惑うことがあります。「パスが弱くて通らない」「相手との距離が遠すぎてプレスがかからない」といった現象が起こります。

これを防ぐためには、日頃の練習から「実際の距離感」を意識する工夫が必要です。例えば、シュート練習では正規のペナルティエリアの距離をメジャーで測ってマーカーを置く、パス練習では長い距離を蹴るメニューを意識的に取り入れるなどが有効です。週末に広い会場で練習試合を組むなどして、定期的に正規サイズの感覚を修正することも重要になります。

人工芝グラウンドでの試合機会の増加

近年では、中学生年代の公式戦(リーグ戦やトーナメント)が、地域の人工芝グラウンドで開催されることが増えています。土のグラウンドと人工芝では、ボールの転がり方やバウンド、スパイクのグリップ力が全く異なります。

特に人工芝のピッチは、土に比べて表面が平らでボールがよく走ります。そのため、パススピードが上がり、ゲーム展開も速くなる傾向があります。また、スライディングしても痛くないため、守備側の当たりが激しくなることもあります。コートサイズだけでなく、路面(サーフェス)の違いによるプレー感覚の変化にも適応していく力が、現代の中学生選手には求められています。

ラインの幅やマーカー対応などの工夫

部活動の顧問の先生やコーチたちは、限られたスペースの中で少しでも公式規格に近づけるよう、様々な工夫をしています。例えば、タッチラインを引く際に、グラウンドの端ギリギリまで使って横幅を確保したり、コーナーフラッグの位置を工夫してピッチを広く見せたりします。

また、練習試合などでは、正規のラインがない場所にマーカー(コーン)を置いて仮想のラインとすることもあります。選手たちは、引かれた白い線だけでなく、マーカーを結んだラインを頭の中でイメージしてプレーしなければなりません。こうした環境への順応性(アダプタビリティ)も、サッカー選手としての重要な能力の一つと言えるでしょう。

中学生年代(U-15)で意識したい準備とレベルアップ

コートサイズや環境の変化は避けられない事実ですが、それをポジティブに捉えて準備することで、選手として大きく成長できます。中学生年代で意識すべき具体的な取り組みを紹介します。

広いピッチを走り切るフィジカル作り

まず基本となるのは、広いコートに対応できる体づくりです。成長期の中学生は、身長が急激に伸びて筋肉のバランスが崩れる「クラムジー」と呼ばれる時期を経験することもありますが、焦らずに基礎体力を高めていくことが大切です。

単なる長距離走だけでなく、サッカー特有の「ダッシュ&ストップ」を繰り返すインターバルトレーニングや、アジリティ(敏捷性)を高めるステップワークを取り入れましょう。また、試合を通して走り切るためには、栄養摂取や睡眠といったリカバリーの意識も不可欠です。自分の体をアスリートとして管理する意識を、この時期から持ち始めましょう。

正しいフォームで蹴るロングキックの習得

5号球を遠くまで飛ばすためには、力みすぎない「脱力」と、インパクトの瞬間に力を集中させるタイミングが重要です。腕を大きく広げてバランスを取り、軸足をしっかりと踏み込み、腰の回転を使って蹴るフォームを身につけましょう。

ポイント:ボールの下を叩いてバックスピンをかけるようなキックや、インステップで強く押し出すキックなど、球種を蹴り分ける練習も効果的です。遠くの味方へ「ふんわり」届けるパスと、「ズドン」と速く通すパスを使い分けられるようになると、広いコートを支配できるようになります。

遠くの味方やスペースを見る「認知」の力

コートが広くなると、自分の近くにいる選手だけでなく、遠くにいる味方や相手の状況を把握する「認知」の能力が重要になります。ボールを受ける前に首を振って周囲を確認し、「どこにスペースがあるか」「誰がフリーか」を常に情報を集めておく習慣をつけましょう。

視野を広く保つことは、プレーの判断スピードを上げることにつながります。広いピッチを上空から俯瞰(ふかん)して見ているようなイメージを持つことで、数手先を読んだプレーができるようになります。これはフィジカルに差がある相手と戦う際にも大きな武器となります。

チーム全体でのスペースマネジメント

11人制サッカーでは、個人だけでなくチーム全体でスペースを管理する意識が必要です。守備の時はコンパクトに陣形を保ってスペースを消し、攻撃の時は大きく広がってスペースを作る。この「収縮と拡散」をチーム全員が連動して行えるかが勝負の鍵を握ります。

「ラインを上げろ!」「絞れ!」といったコーチング(声かけ)が飛び交うのは、この広いコートで陣形を整えるためです。自分がボールを持っていない時でも、チームのバランスを見てポジションを微修正するオフ・ザ・ボールの動きを磨くことが、11人制サッカーの深みを知ることにつながります。

まとめ:中学生のサッカーコートサイズを理解して成長につなげよう

まとめ
まとめ

中学生のサッカーコートサイズについて、様々な角度から解説してきました。ここで改めて要点を振り返りましょう。

記事のポイント

・中学生のコートサイズは基本的に大人(一般)と同じ規格になる。

・標準サイズは縦105m×横68mだが、会場によって多少の幅がある。

・小学生(8人制)に比べて面積は約2倍になり、ゴールも大きくなる。

・ボールが5号球になり、キック力やスタミナがより重要になる。

・実際の部活環境では狭いコートでの活動も多いため、工夫と適応力が必要。

中学生になると、コートサイズの変化とともに、サッカーの質そのものが大きく変わります。最初は広さに圧倒されたり、ボールの重さに苦戦したりすることもあるでしょう。しかし、それはすべてのサッカー選手が通る道であり、大人へと近づいている証拠でもあります。

規格の違いを正しく理解し、それに合わせた準備とトレーニングを行うことで、プレーの幅は確実に広がります。広いピッチを縦横無尽に駆け回り、仲間と連動してゴールを目指す11人制サッカーの醍醐味を、ぜひ存分に楽しんでください。

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