ゲーゲンプレスとは？サッカーの戦術を初心者にもわかりやすく解説

サッカー観戦をしていると、「ゲーゲンプレス」という言葉を耳にすることが増えていませんか？「なんだか強そうだけど、どういう意味なんだろう？」と思っている方も多いかもしれません。ゲーゲンプレスは、現代サッカーにおいて非常に重要視されている戦術の一つです。

ドイツ語で「カウンタープレス」を意味するこの戦術は、簡単に言うと「ボールを失った瞬間に、すぐに相手からボールを奪い返しに行く」という”攻めるための守備”です。 この戦術を理解すると、試合の流れや選手たちの動きの意図がより深くわかり、サッカー観戦が何倍も面白くなります。この記事では、ゲーゲンプレスの基本的な仕組みから、メリット・デメリット、そしてこの戦術で世界を席巻した有名な監督やチームまで、サッカー初心者の方にも理解しやすいように、やさしく解説していきます。

ゲーゲンプレスとは？その基本的な仕組みを徹底解説

ゲーゲンプレスは、現代サッカーの戦術を語る上で欠かせないキーワードの一つです。ここでは、その言葉の意味や、なぜ「ボールを失った瞬間がチャンス」になるのか、そして従来のプレス戦術と何が違うのかを詳しく見ていきましょう。

「ゲーゲンプレス」の語源と意味

「ゲーゲンプレス（Gegenpress）」はドイツ語から来ています。 「Gegen」は「～に対抗する、反対の」といった意味を持ち、「Press」は英語のプレスと同じで「圧力をかける」という意味です。 つまり、直訳すると「対抗プレス」となり、そこから「カウンタープレス」とも呼ばれています。

具体的には、自分たちのチームが攻撃中にボールを相手に奪われた（＝相手のカウンター攻撃が始まる）瞬間に、即座に相手にプレッシャーをかけてボールを奪い返す守備戦術のことを指します。 通常、ボールを失ったら一度自陣に戻って守備ブロックを固めるのが一般的ですが、ゲーゲンプレスはその逆の発想で、「守備に切り替わる前に、攻撃的にボールを奪い返しに行く」のが最大の特徴です。

ボールを失った瞬間が最大のチャンスになる理由

「ボールを失ったのに、なぜチャンスなの？」と不思議に思うかもしれません。しかし、ゲーゲンプレスの考え方では、この瞬間こそが絶好の攻撃機会とされています。

ボールを奪った直後の相手チームは、まだ守備から攻撃への切り替えが完了しておらず、陣形が整っていません。 選手たちの意識も「よし、攻めるぞ」という方向に向いており、まさかすぐに奪い返されるとは思っていないことが多いのです。 この相手の無防備な一瞬を突くことで、ボールを高い位置で奪い返すことができます。

敵陣のゴールに近い位置でボールを奪えれば、相手のディフェンスラインは崩れた状態のままです。そこから一気にゴールへ向かうことで、ほんの数本のパスで決定的なチャンス、いわゆる「ショートカウンター」を生み出すことが可能になります。 ユルゲン・クロップ監督も「ゲーゲンプレスは、ゴールに近いところでボールを奪い返すことができる。たった1本のパスで本当にいいチャンスになる」と語っており、この戦術の攻撃的な威力を示しています。

通常のプレスとの違い

ゲーゲンプレスと似た言葉に「ハイプレス」があります。どちらも相手にプレッシャーをかける点では同じですが、その目的とタイミングに決定的な違いがあります。

ハイプレスは、相手が自陣の深い位置からパスを繋いで攻撃を組み立てようとしている（ビルドアップ）時に、前線の高い位置からプレッシャーをかけて、相手の攻撃の組み立てそのものを妨害し、ミスを誘うことを主な目的とします。

一方、ゲーゲンプレスは、ボールを失った瞬間に「即座に」発動するのが特徴です。 プレッシャーをかける場所も、ボールを失ったその場所、ピッチのどこでも起こり得ます。目的は、相手のカウンター攻撃を防ぐと同時に、ボールを奪い返して再び自分たちの攻撃に繋げることです。
以下の表で、両者の違いを整理してみましょう。

このように、ゲーゲンプレスは「いつ」プレスをかけるかというタイミングに最大の特徴がある、「攻守一体」の戦術と言えるでしょう。

ゲーゲンプレスのメリット：なぜ多くのチームが採用するのか？

ゲーゲンプレスは、正しく機能すればチームに絶大な効果をもたらします。その攻撃的な守備戦術は、試合を優位に進めるための強力な武器となります。ここでは、多くの強豪チームがこの戦術を採用する理由となる、主な3つのメリットについて解説します。

高い位置でボールを奪い、ショートカウンターに繋げられる

ゲーゲンプレスの最大のメリットは、何と言ってもその攻撃力にあります。 相手陣内の深い位置でボールを奪うことができれば、そこはもうゴールのすぐ近くです。

ボールを奪われた後、普通なら一度自陣に戻って守備を固め直し、そこからまた長い距離をかけて攻撃を組み立てる必要があります。しかし、ゲーゲンプレスが成功すれば、そのプロセスをすべて省略できます。相手の守備陣形が整う前にボールを奪えるため、ゴールキーパーとディフェンダーが数人しかいない、といった非常に有利な状況で攻撃を開始できるのです。

この状態からの攻撃を「ショートカウンター」と呼びます。少ないパス、短い時間でゴールに迫れるため、得点の確率が格段に上がります。相手にとっては、攻撃に転じようとした矢先に一瞬でピンチに陥るため、精神的なダメージも大きいと言えるでしょう。まさに「守備は最大の攻撃」を体現した戦術なのです。

相手のカウンター攻撃を防ぐ守備としての機能

ゲーゲンプレスは攻撃的な側面が注目されがちですが、非常に効果的な守備戦術でもあります。現代サッカーでは、守備から攻撃への素早い切り替え（トランジション）から生まれるカウンター攻撃が、主要な得点パターンの一つとなっています。

自分たちがボールを失った直後というのは、相手にとってカウンターを発動する絶好の機会です。 この危険な瞬間にゲーゲンプレスを仕掛けることで、相手は自由にパスを出すことができなくなります。前線の選手への決定的なパスコースを消したり、ボールホルダー（ボールを持っている選手）にプレッシャーをかけてミスを誘ったりすることで、カウンター攻撃の芽を未然に摘み取ることができるのです。

たとえボールを奪い返せなくても、相手の攻撃のテンポを遅らせることができれば、その間に味方選手が自陣に戻って守備ブロックを整える時間を稼ぐことができます。このように、ゲーゲンプレスは失点のリスクを減らす上でも、極めて重要な役割を果たします。

試合の主導権を握りやすくなる

ゲーゲンプレスを継続的に行うことで、相手チームに絶えずプレッシャーを与え続けることができます。ボールを奪ってもすぐに奪い返されるという状況が続くと、相手は次第に落ち着いてボールを保持することができなくなり、焦りからパスミスなどが生まれやすくなります。

これにより、自分たちのチームがボールを保持する時間が長くなり、試合の主導権を握りやすくなります。 常に自分たちがアクションを起こす側でいられるため、選手たちは精神的にも優位に立つことができます。

また、前線からの激しいプレッシングは、スタジアムの観客を熱狂させ、チームに勢いをもたらす効果もあります。選手、サポーターが一体となって相手にプレッシャーをかける雰囲気は、ホームゲームで特に大きな力となるでしょう。このように、ゲーゲンプレスは物理的なボール支配だけでなく、試合全体の流れや心理的な主導権をも引き寄せる力を持っているのです。

ゲーゲンプレスのデメリットとリスク

多くのメリットを持つゲーゲンプレスですが、その効果の裏には大きなリスクも存在します。この戦術を成功させるためには、多大なエネルギーと高度な戦術理解が必要であり、一つ間違えれば一気にピンチを招くことにもなりかねません。ここでは、ゲーゲンプレスが内包する主なデメリットについて見ていきましょう。

選手に求められる非常に高い運動量とスタミナ

ゲーゲンプレスの根幹をなすのは、「即時奪回」のための、爆発的で連続的なスプリントです。ボールを失うたびに、近くの選手たちが一斉に相手に襲いかかる動きを90分間続けることは、想像を絶するほどの身体的負担を選手に強います。

そのため、この戦術を採用するチームの選手には、極めて高いレベルのフィットネス、つまり持久力（スタミナ）と瞬発力（スプリント能力）が不可欠です。 試合終盤になってもプレスの強度を維持できなければ、戦術は機能不全に陥ります。もし運動量が落ちてプレスの開始が遅れたり、一人でもサボる選手が出てきたりすると、チーム全体の連動性が崩れ、相手に簡単にプレスを回避されてしまうのです。

この問題を解決するためには、日々の厳しいフィジカルトレーニングはもちろん、選手層の厚さも重要になります。 常にフレッシュな状態でプレーできるよう、適切な選手交代やローテーション（選手の入れ替え）が監督には求められます。

プレスを剥がされた際の広大な背後スペースのリスク

ゲーゲンプレスは、ボールを奪うために前線の選手たちが前掛かりになる戦術です。これはつまり、ディフェンスラインの背後に広大なスペースが生まれることを意味します。

もし、相手チームの巧みなパスワークや個人のドリブル突破によってプレス網を破られてしまった場合、その背後のスペースを一気に使われてしまいます。 特に、足の速いフォワードがいるチームに対しては、一本のロングパスで決定的なピンチを迎えるリスクが常に付きまといます。

このリスクを管理するためには、ディフェンスラインの選手たちの危機察知能力やカバーリングの速さ、そしてゴールキーパーの広い守備範囲と飛び出す勇気が非常に重要になります。プレスが破られることを前提としたリスク管理ができていなければ、ゲーゲンプレスは諸刃の剣となってしまうのです。

チーム全体での高度な連携と戦術理解が不可欠

ゲーゲンプレスは、個人の能力だけで成り立つものではありません。いつ、誰が、どのようにプレスをかけるのかという、チーム全体での共通認識と緻密な連携がなければ成功しません。

例えば、「誰が最初にボールホルダーにアプローチするのか（ファーストディフェンダー）」「他の選手はどのパスコースを消すのか」「後方の選手は相手の次のプレーを予測してどのポジションを取るのか」といった約束事が、瞬時に、かつ自動的に行われる必要があります。

この戦術理解が少しでもずれていると、選手同士の距離感が悪くなり、プレスをかけても簡単にボールを繋がれたり、無駄なファールが増えたりする原因となります。監督はトレーニングを通じて、選手一人ひとりに戦術を深く浸透させ、チーム全体がまるで一つの生き物のように連動して動けるレベルまで引き上げる必要があります。 この高度な組織力を構築するには、多くの時間と労力がかかるのです。

ゲーゲンプレスを成功させるための重要なポイント

ゲーゲンプレスは、ただやみくもにボールを追いかけるだけでは成功しません。その効果を最大限に引き出すためには、いくつかの重要な原則と、それを実行するためのチーム全体の共通理解が必要です。ここでは、ゲーゲンプレスを機能させるための3つの鍵となるポイントを解説します。

「5秒ルール」- 即時奪回の原則

ゲーゲンプレスには、しばしば「5秒ルール」や「6秒ルール」といった時間的な目安が存在します。 これは、ボールを失ってから5～6秒以内にボールを奪い返すことを目指すという原則です。

なぜこの短い時間が重要なのでしょうか。それは、ボールを奪った直後の相手チームが、まだ攻撃の体勢を整えられていない最も無防備な時間だからです。 この時間内にプレッシャーをかけることで、相手に考える余裕を与えず、ミスを誘発しやすくなります。

もし、この5～6秒の間にボールを奪い返せなかった場合は、無理に追い続けることはしません。その場合は、潔くプレッシングを中止し、速やかに自陣に戻って通常の守備陣形を整えることに切り替えます。 この「行くとき」と「行かないとき」の判断をチーム全体で共有することが非常に重要です。無駄な追いかけっこを続けてスタミナを消耗したり、陣形を崩したりすることを避けるための、合理的なルールなのです。

選手間の距離感とコンパクトな陣形

ゲーゲンプレスを効果的に行うためには、選手間の距離感が非常に重要です。チーム全体がコンパクトな陣形を保つことで、ボールを失った際に、近くにいる複数の選手がすぐにプレッシャーをかけることができます。

もし選手間の距離が離れている（間延びしている）と、ボールを失ってもすぐにプレスに行くことができず、相手に時間とスペースを与えてしまいます。そうなると、ゲーゲンプレスの前提が崩れてしまいます。そのため、ゲーゲンプレスを採用するチームは、攻撃している時から常に、ボールを奪われることを想定したポジショニングを意識しています。

選手たちは、パスを受けるためだけでなく、「もしここでボールを失ったら、すぐにプレスをかけられるか？」という守備の視点も持ちながらポジションを取る必要があります。 攻めている時も守っている時も、フィールド上の選手たちが常に一定の距離感を保ち、連動して動くことが、この戦術の生命線となります。

攻守の切り替えの速さ（トランジション）

サッカーでは、攻撃から守備へ、または守備から攻撃へと切り替わる局面を「トランジション」と呼びます。 ゲーゲンプレスは、まさにこのトランジションの速さを極限まで高めた戦術と言えます。

特に重要なのが、攻撃から守備への切り替え（ネガティブ・トランジション）です。ボールを失った瞬間に、「あ、取られた」と一瞬でも思考を停止させるのではなく、条件反射のように頭を切り替え、すぐに守備アクションを起こすことが求められます。

この切り替えの速さは、日々のトレーニングで繰り返し意識付けすることでしか身につきません。練習の中から、常にボールを失った直後のプレーを意識させることで、選手たちの体に「即時奪回」のスイッチが刷り込まれていきます。 チーム全員が同じタイミングでスイッチを入れることができれば、相手に息つく暇も与えない、強力なプレッシングが実現するのです。

ゲーゲンプレスで有名な監督とチーム

ゲーゲンプレスという戦術を世界中に知らしめ、サッカーのトレンドに大きな影響を与えた指導者たちがいます。彼らが率いたチームは、この戦術を武器に数々の成功を収めました。ここでは、ゲーゲンプレスを語る上で欠かせない監督とチームを紹介します。

ユルゲン・クロップ監督とリヴァプール、ドルトムント

クロップ監督は、ドイツのボルシア・ドルトムントを率いていた時代（2008-2015）に、ゲーゲンプレスを駆使して絶対王者バイエルン・ミュンヘンを打ち破り、ブンデスリーガ2連覇を達成しました。 当時、香川真司選手もその中心メンバーとして活躍し、そのエネルギッシュでスピーディーなサッカースタイルは「ゲーゲンプレッシング」として世界中から注目を集めました。

その後、2015年にイングランドのリヴァプールの監督に就任すると、その戦術哲学をさらに進化させます。 彼は選手たちに徹底的な走り込みと戦術理解を求め、情熱的な指導でチームをまとめ上げました。その結果、低迷していた名門クラブを復活させ、UEFAチャンピオンズリーグ優勝や、クラブにとって30年ぶりとなるプレミアリーグ優勝という偉業を成し遂げたのです。 クロップ監督のチームが見せる、前線からの relentless（容赦ない）なプレスは、多くのチームにとって脅威となりました。

ラルフ・ラングニック – ゲーゲンプレスの生みの親

ユルゲン・クロップ監督がゲーゲンプレスを世界的に有名にした人物だとすれば、その戦術の理論的な基礎を築き、「生みの親」や「設計者」とも評されるのがラルフ・ラングニックです。

ラングニック氏は、ドイツサッカー界で早くからプレッシングとゾーンディフェンスの重要性を説いてきた理論家であり、指導者です。彼がホッフェンハイムやRBライプツィヒなどで実践した、組織的でアグレッシブなプレッシングサッカーは、ユルゲン・クロップやトーマス・トゥヘルといった後の多くのドイツ人指導者に大きな影響を与えました。

特に、彼がスポーツディレクターとして関わったレッドブルグループ（RBライプツィヒ、レッドブル・ザルツブルクなど）のチームは、ラングニック氏の哲学を色濃く反映した、ハイプレスとゲーゲンプレスを基盤とする一貫したスタイルを確立しています。 その育成組織から南野拓実選手をはじめ多くの才能ある選手が輩出されていることからも、彼の影響力の大きさがうかがえます。

現代サッカーにおけるゲーゲンプレスの進化と応用

クロップやラングニックの成功以降、ゲーゲンプレスの考え方は世界中のサッカーシーンに浸透し、多くのチームがその要素を取り入れるようになりました。

例えば、かつてバルセロナを率いたジョゼップ・グアルディオラ監督も、ボールを失った直後のプレッシングを非常に重視しており、彼のポゼッションサッカー（ボールを支配して試合を進めるスタイル）を支える重要な要素となっています。また、バイエルン・ミュンヘンを率いて3冠を達成したユップ・ハインケス監督や、若き知将として知られるユリアン・ナーゲルスマン監督なども、ゲーゲンプレスの概念を自らの戦術に組み込んで成功を収めています。

現在では、単に激しくプレスをかけるだけでなく、相手の戦術に応じてプレスの強度や形を変化させるなど、より洗練され、多様化した形でゲーゲンプレスは実践されています。現代サッカーにおいて、攻守の切り替えの速さは勝敗を分ける重要な要素であり、ゲーゲンプレスの哲学はその中心にあり続けていると言えるでしょう。

まとめ：ゲーゲンプレスを理解してサッカー観戦をさらに楽しもう

この記事では、現代サッカーの重要な戦術である「ゲーゲンプレス」について、その基本的な仕組みからメリット・デメリット、そしてこの戦術を象徴する監督やチームまで、幅広く解説してきました。

ゲーゲンプレスの要点をまとめると以下のようになります。

• ボールを失った瞬間に、即座にボールを奪い返しに行く「攻めるための守備」である。
• 相手の陣形が整う前に高い位置でボールを奪い、ショートカウンターに繋げるのが最大のメリット。
• 成功させるには、選手の高い運動量、チーム全体の高度な戦術理解と連携が不可欠。
• プレスを剥がされた際に背後のスペースを突かれるという大きなリスクも伴う。
• ユルゲン・クロップ監督がこの戦術で世界的な成功を収め、広く知られるようになった。

ゲーゲンプレスは、単なる守備戦術ではなく、試合の主導権を握り、能動的にチャンスを生み出そうとする積極的な哲学です。この戦術の意図を知ることで、選手たちがなぜあそこで激しくボールを追いかけるのか、なぜチーム全体が連動して前に出てくるのか、その一つ一つのプレーの背景が理解できるようになります。

次にサッカーを観戦する際は、ぜひボールを失った直後の選手たちの動きに注目してみてください。「ゲーゲンプレスが始まった！」と感じる瞬間がきっとあるはずです。戦術的な視点が加わることで、サッカー観戦はさらに奥深く、エキサイティングなものになるでしょう。